ドキュメントファイリングソフト「楽2ライブラリ」企業向け最新版が販売開始

田中好伸(編集部) 2009年05月21日 22時43分

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 PFUは5月21日、ドキュメントファイリングソフト「楽2ライブラリ」シリーズの企業向けの最新版「楽2ライブラリ クライアントサーバ V5.0」(クライアントサーバ)と「楽2ライブラリ Document Manager V5.0」(Document Manager)の販売を開始したことを発表した。2年ぶりのメジャーバージョンアップとなる。

 楽2ライブラリは、同社の業務用イメージスキャナ「fiシリーズ」で紙の文書を読み取り、電子化された文書を書棚やバインダを再現した操作画面と、紙を“パラパラ”めくる感覚で閲覧できるようになっている。クライアントサーバは主に中小企業向けであり、Document Managerは大企業の部門、中堅企業を対象にしている。楽2ライブラリには個人向けソフトとして「楽2ライブラリ パーソナル」と個人向け文書スキャナ「ScanSnap」も提供されている。クライアントサーバとDocument ManagerはScanSnapと連携することができる。

 最新版のクライアントサーバは、クライアントPCに導入される仮想プリンタに印刷することで、自動的に文書が登録される。フォルダ監視機能を搭載したことで既存の複合機(MFP)から文書を取り込むこともできる。また最新版では、電子化された文書の内容についてキーワード検索をすると、仮想的にバインダに集約されて一覧することができ、該当する部分を直接見られるようになっている。

 また、クライアントサーバの最新版では、マイクロソフトが新しく中小企業向けに提供を開始した「Windows Server 2008 Foundation」に対応している。OSを含めて低価格での導入ができるようになっている。前版まではクライアントライセンスが10ユーザー分となっていたが、最新版では5ユーザー分となっている。5ユーザー分のクライアントライセンスのエントリパッケージの税別価格は15万円、出荷は6月5日となっている。また、パーソナルからのアップグレードライセンスは10万円(税別)だ。

 部門単位や中堅企業以上を導入対象とするDocument Managerはほかの業務アプリケーションとの直接の連携が可能になっている。前版まではたとえば「奉行」シリーズといった業務アプリケーションからデータを紙の形で出力したあとでスキャナやMFPで電子化するという形態での連携だったが、最新版ではほかの業務アプリケーションから直接データを取り込めるようになっている。なお業務アプリケーションとの連携には、同社から提供されるソフトウェア開発キットを活用することになる。

 キーワード検索はクライアントサーバと同様に仮想バインダでまとめて閲覧できる。また、文書項目検索用のテンプレート機能が搭載されている。これにより、たとえば契約書管理など業務の利便性を向上できるとしている。

 最新版のDocument Managerには、ユーザーごとのアクセス権限を設定でき、ファイルの持ち出しや印刷を禁止できるようになっている。ユーザー情報はDocument Managerでも設定できるが、Active Directoryからユーザー情報を取り込むこともできる。これには、ソフトウェア開発キットを活用することになる。

 格納できる文書の量はストレージの容量次第だが、Document Managerとしては500万文書までを格納できるようになっており、これは前版と比較すると5倍になっているという。

 Document Managerは、パーソナルやクライアントサーバからのアップグレードライセンスも用意されており、パーソナルからのアップグレードが55万円、クライアントサーバからのアップグレードは45万円となっている(いずれも税別)。Document Managerの価格は10ユーザー分まで使える基本パッケージが70万円(税別)となっている。出荷開始は6月30日を予定している。

 日本国内の企業はサーバやクライアントPCの導入は当たり前のものとなっているが、その一方で法制対応などの点から紙の存在はまだまだ大きなものであり、企業活動には欠かすことができない。しかし、その一方で業務の効率化を進めるためには、紙の文書をデジタルデータ化することで業務のハンドリングコストを低減させるべきという指摘は、従来にも増して高まっている。PFUの楽2ライブラリは、そうした紙の文書を電子化してファイリングシステムを手軽に活用され続けている。

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