スモールスタートで始めるBI:富士通とSAP、新サービスの提供を開始

ZDNet Japan Staff

2009-06-03 17:28

 富士通とSAPジャパンは6月2日、両社が共同で取り組んでいる「EIM(Enterprise Information Management)ソリューション」について、ソフトウェアとハードウェア、サービスをセットにした「EIMファストスタートパック」の販売を開始した。販売価格は900万円(税別)からで、7月初旬から出荷を始める。

 EIMファストスタートパックには富士通のPCサーバ「PRIMERGY TX300 S4」、SAPの「SAP BusinessObjects」が含まれ、基本設定や経営情報分析シナリオ、操作教育、導入評価といったサービスも提供される。

 サービスの流れは、まず初めに富士通がPRIMERGYにBusiness Objectsをインストールし、基本設定を行う。次に両社で操作教育、経営情報分析シナリオ、導入評価などを提供する。

 こうした経営情報を「見える化」する製品サービスでは、情報を支えるデータの統合と信頼性が重要になるが、両社はデータ統合ツール「SAP BusinessObjects Data Integrator」を含むパック商品も準備。データ統合から見える化までのシステム構築を支援していきたい考えだ。

 EIMファストスタートパックについて、同社では部門や業務単位で優先的に取り組みたい課題部分から手軽に導入できる製品であり、投資対効果を踏まえて、順次適用範囲を拡大していくことが可能だとしている。

 両社は2008年11月に「EIMソリューションセンター」を開設し、共同でマーケティングと販売活動を実施してきた。

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. セキュリティ

    まずは“交渉術”を磨くこと!情報セキュリティ担当者の使命を果たすための必須事項とは

  2. ビジネスアプリケーション

    改めて知っておきたい、生成AI活用が期待される業務と3つのリスク

  3. セキュリティ

    「2024年版脅威ハンティングレポート」より—アジアでサイバー攻撃の標的になりやすい業界とは?

  4. ビジネスアプリケーション

    Google が推奨する生成 AI のスタートアップガイド、 AI を活用して市場投入への時間を短縮

  5. クラウドコンピューティング

    生成 AI リスクにも対応、調査から考察する Web ブラウザを主体としたゼロトラストセキュリティ

ZDNET Japan クイックポール

所属する組織のデータ活用状況はどの段階にありますか?

NEWSLETTERS

エンタープライズコンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]