私の元には毎週、「Windows」「Office」を中心に、Microsoft製品について、「これを修正してほしい」「あの機能を追加してほしい」といった要望をMicrosoftに伝えてくれという内容の電子メールが、少なくとも2〜3通は届いている。
残念ながら、Microsoftの開発や計画チームに対して、あなた方読者ほどの影響力は、私にはない(さらに、Microsoft技術を取り扱う大手企業に勤務する場合、その人のフィードバックやインプットは私よりはるかに大きい)。
それでも欲求不満のユーザーに朗報だ。MicrosoftのOfficeチームの製品プランナーが新しいウェブサイト「MakeOfficeBetter.com」を開設した。誰でも修正や機能追加などOfficeに関する提案をできるというものだ。登録ユーザーは、Officeの将来のエディションで追加してほしい機能に投票する、などのこともできるという。
製品プランナーのSteve Zaske氏と同僚のLuke Foust氏は、フィードバックについてユーザーが期待できることを以下のように記している。
われわれMicrosoftの社員2人は、Microsoft Officeを改善するためのアイディアを顧客から募りたいと思っている。新しい機能に関するアイディア、Microsoft Officeをどのように改善できるのかに関するアイディアがあれば、ここでシェアしてほしいし、他の人のアイディアで賛成できるものがあれば投票してほしい。クラウドソースの最大の魅力は、最高のアイディアが浮上するということだ。
われわれはMicrosoftの社員ではあるが、このウェブサイトはMicrosoftの公式サイトではない。ここで発言したアイディアに対してMicrosoftの社員が回答することはないが、ここで集まったアイディアをOffice開発チームの適切なスタッフに伝えるよう、最大限の努力をする。
MakeOfficeBetter.comにはいくつかのアイディアが集まっている。この中には、「Outlook」のRSSリーダーの改善(私も投票したい)、「Excel」ドキュメントが「Word」のように動作するようにする、などがある。驚いたことに(Zaske氏がOfficeチームであることを考慮すると、驚きではないかもしれないが)、「Office Ribbon」を回避できるようにする機能 の提案はないようだ。
Microsoftはまだ「Office Web Applications」の最初のテストビルドも、「Office 2010」の初のパブリックベータも公開していないが、MakeOfficeBetter.comで挙がった提案がOffice 2010に入るようなことがあれば驚きだろう。Officeチームはかなり以前から、テスターに公開する前にほとんどをフリーズするという哲学を持っているので、「Office 2012」以降なら可能性がありそうだ。
(MakeOfficeBetter.comについての情報は、MicrosoftのScott Hanselman氏にもらった)。
この記事は海外CBS Interactive発の記事をシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。 原文へ