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日立、運用管理ソフトを中堅・中小向けに開発--第1弾はPCセキュリティ運用支援

田中好伸(編集部)

2009-09-09 17:52

 日立製作所は9月8日、中堅・中小企業向けのシステム運用管理ソフトシリーズ「JP1 Ready Series」を立ち上げ、その第1弾としてクライアントPCセキュリティ運用支援ソフト「JP1/Desktop Navigation」(JP1/DN)を9月9日から販売開始することを発表した。

 ソフトウェア事業部事業部長の坂上秀昭氏は、中堅・中小企業を取り巻く環境が厳しくなっていると説明。具体的には、親会社からの統制を厳格化するという要請、取引先からのセキュリティ対策への問い合わせ、顧客からのPマーク取得に対する要望などを挙げている。そうした課題に対して、坂上氏は「ITの活用が効果的」と指摘する。

 その証左として坂上氏は、中堅・中小企業でもシステム運用管理の意識が高いという調査結果を明らかにしている。それと同時に坂上氏は、システム運用管理ツールの導入状況に関する調査結果から、従業員500人未満で60%以上が運用管理ツールを導入していないという事実もあることを示した。

 中堅・中小企業で運用管理ツールの導入が進まない背景にあるものについて坂上氏は、「専任の管理者がいない」「管理の専門知識がない」「ツールを導入すればランニングコストが重い」などがあると説明。そうした課題をクリアするために、「導入しやすさ」「運用しやすさ」「求めやすい価格」が必要としている。

 こうした状況から坂上氏は「中堅・中小企業が求めているのは、誰でも使いこなせる、誰でもきれいな写真が撮れる、手頃な値段で買えるという手軽な“コンパクトカメラ”。機能が豊富で自由に選んで使える、専門的知識が生かせる、“プロ志向”の一眼レフは向かない」と、今回の中堅・中小企業向け運用管理ツールの発想の源を説明している。

 そうした発想から、今回のJP1 Ready Seriesは、大規模向けシステム運用管理ソフト群の「JP1」で培ったノウハウをもとに、中堅・中小企業専用に「ゼロから開発した」(坂上氏)ものであり、「JP1の廉価版や機能を限定したものではない」(坂上氏)という。従業員1000人未満の中堅・中小企業をターゲットしている。

 その開発も、これまでとは違った方法を採用している。日立製作所が抱える一般消費者向け製品のデザイナーとJP1の技術者がプロジェクトチームを結成、使いやすさの追求と運用管理のノウハウを融合させたとしている。

 これらの背景のもとに打ち出されたのがJP1 Ready Seriesである。その第1弾がクライアントPCセキュリティ運用支援ソフトであるJP1/DNだ。その機能も、中堅・中小企業からのニーズが高かったライセンス管理、資産管理、脆弱性/セキュリティ管理がメインだ。

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