Microsoftは米国時間12月10日、フラッシュファイルフォーマット「exFAT」をライセンス提供中であることを確認するため、ライセンス提供に関する発表を行った。
exFATは「EXtended File Allocation Table」の略で、FATファイルシステムを強化し「Windows NTFS」よりもオーバーヘッドを減らしたフラッシュ向けファイルシステムだ。同技術は、FAT32では4Gバイトの最大ファイルサイズを、事実上無制限としている。「Windows CE」とWindowsクライアントの一部となっている。
Microsoftの代表者によると、ソニー、キヤノン、三洋電機がすでにexFATのIPライセンス条件に合意しているという。「SD Card Associationメンバーでメモリースティック標準を採用しているSanDiskは、exFATを最新の記憶装置において利用することを支援している」という。だが、Microsoftは、オープンソースベンダーのTuxeraもexFATライセンスを取得していることには触れなかった。
Microsoftの代表者によると、今後も旧式のFATフォーマットとexFATを並行してライセンスするという(驚きではない。TomTomに聞けば分かるはずだ)。デバイスカテゴリにもよるが、デジカメ、ビデオカメラ、デジタルフォトフレームなどのカテゴリではexFATライセンス価格は定額30万ドルとなっている。代表者によると、携帯電話、PC、ネットワーク向けのライセンスも取得したい企業には、ボリュームベースの価格もあるとのことだ。
本日Microsoftが再度、exFATライセンスに関する発表を行った理由はなんだろうか?代表者によると、「exFATライセンスプログラム全体の認知度を広める取り組みを記念してのことだ」とのことだ。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。原文へ