Microsoftがコメントを控えているので本当かどうか確認のしようがないのだが、どうやら「Windows Live Wave 4」は--「Internet Explorer 9」と同様に--、「Windows XP」に対応しないようだ。
LiveSide.Netの最新のブログ記事によると、Windows Live Wave 4の社内マイルストーンのテストビルドは「Windows Vista Service Pack 2」以上でしか動かないという。これはIE 9と同じ要件となる。Microsoftは3月、IE 9の初のデベロッパープレビューと正式版はともにVista SP2以上が必要と発表している。
Windows Live Wave 4は、「Windows Live Mail」、IMの「Messenger」、ブログツールの「Writer」、「Photo Gallery」「Movie Maker」などのソフトウェア／サービスアドオンで構成され、Windowsを補完するものと位置づけられている。これらサービスのサブセットはバンドルされており、ユーザーは単一のインストーラー経由で入手できる。
Microsoftは少し前からWindows Live Wave 4の社内テストを進めており、この数カ月でいくつかのリークバージョンがウェブに出回っている。最近リークされたロードマップ情報--その後、リーク者のサイトとともにWindows Liveからは削除されているが、Neowin.Netが情報を保存していた--によると、パブリックべータは2010年6月に公開の予定という。このロードマップによると、正式版がウェブに公開されるのは8月の予定とのことだ。
われわれMicrosoftウォッチャーの中には2009年、Microsoftが「Windows 7」を商用提供する（2009年10月）のと同じタイミングでWave 4を公開するのではないかと予想するものがいた。MicrosoftがWave 3を公開したのは2009年初めと比較的最近だが、Windows Liveの当初の計画は、頻繁にアップデートすることでコンシューマーにいち早く最新機能を利用してもらう、というものだった。だが、これまでのところ計で画通りにはいっていない。
Wave 4はリニューアルした「Live Mesh」同期サービスに加え、初めて「Office Live」サービス（コンシューマー版の「Office Web Apps」など）を含むといわれている。また、最新の“Bingバー”や共有ブラウジング向けの「Windows Live Companion」サービスなどの機能も予想されている。
これが現時点でWave 4についてわかっていることすべてだ。以下はMicrosoftの代表者が電子メール経由で寄せたコメントだ。
Microsoftは、継続的にWindows Liveの次期版の作業を進めているところだ。顧客はきっと、最新の機能に喜んでくれると期待している。正式版は、世界の顧客に向けて提供できる準備が出来次第、公開する。リリース日や正式版について現時点ではこれ以上お話できない。
Microsoftが予想通りにWave 4でVista SP2以上に対応するのであれば、一部はこの動きに（“XPは発売から9年が経過しており、段階的にサポートが打ち切られているのだからしょうがない”という風に）がっかりし、一部は（“いまでもXPを提供しているのだから、サポートすべきだ！”と）非難することだろう。読者のみなさんの意見はどうだろうか？ MicrosoftはWave 4でXPをサポートすべきだろうか？
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。原文へ
