サイバーテックは5月18日、XMLデータベース(XMLDB)およびそのアプリケーションをSaaSとして提供することを表明した。同社では、「NeoCoreXMS」「Cyber Luxeon」といったXMLDBとそれを核にしたアプリケーションパッケージの提供を行っている。
同社では、現在のHTMLをベースとしたウェブアプリケーションが持つ問題として、「アクションごとに画面のリロードが発生し、操作時間がかかる」「複雑な画面構造を表現することが困難」といった点を挙げており、同社が提供するSaaSでは、XMLと親和性の高いリッチインターネットアプリケーション(RIA)技術であるアドビ システムズのFlexを活用し、こうした問題点を解消することが可能としている。
従来の「HTML+RDB」を中心としたウェブアプリケーションに対し、「RIA+XMLDB」を中心としたウェブアプリケーションでは、複雑な画面構成でも短期間に要件を確定できるほか、利用者に対しても操作性の高いユーザーインターフェースを提供できるとする。また、データベースにXMLDBを採用することで、画面デザインや業務要件の変更に対して後から自由にデータ構造が変更でき、運用後のシステム改修費用を抑えられるとしている。フロントエンドのFlexとバックエンドのXMLDBであるNeoCoreXMSを組み合わせてSaaSとして提供することで、データベース構造の変更が容易で柔軟性が高く、かつコスト対効果の高い「やわらかいSaaS」を実現することを目指すとしている。