日立情報システムズ(日立情報)とキヤノンマーケティングジャパンのIT グループ、エス・エス・ジェイ(SSJ)は6月29日、住友林業に標準会計システムとしてSSJの会計パッケージ「SuperStream」を導入したことを発表した。さらに、同社グループ28社へのSuperStream導入展開を進めているという。
住友林業は、会計制度改定への迅速な対応と将来の国際財務報告基準(IFRS)への対応、運用コストの削減を目指し、グループの標準会計システムとしてSuperStream を採用、導入した。導入製品は、基幹会計システム「SuperStream-CORE」、支払管理システム「SuperStream-AP+」、債権管理システム「SuperStream-AR+」、固定資産・リース資産管理システム「SuperStream-FA+」、手形管理システム「SuperStream-PN+」、分散入力システム「SuperStream-field」の6製品。
住友林業では今回、グループ28社が利用する標準会計システムの選定にあたり、海外製や国産を含め複数の製品を検討。サポート体制や企業グループへの展開実績、財務会計機能の充実と高い操作性、経営指標などの充実した分析機能、導入実績とノウハウなどを評価し、SuperStreamの導入を決定したという。
設計と構築を担当した日立情報は、SSJと連携してインフォテリアのデータ移行ツール「ASTERIA」や、アイ・ティ・エルの予実管理パッケージ「BzPLAN」など、SuperStreamとの連携で多数の実績を持つパッケージを採用し、システム全体の最適化を図ったという。
住友林業では、SuperStreamの導入により、会計制度の頻繁な改定への対応をパッケージ標準で受けることができるほか、対応の迅速化と業務の効率化を実現。特に、今後必須となるIFRSへの対応については、SSJが提供するIFRSコンバージェンス対応機能の利用により、システムのカスタマイズやアドオンが不要になり、大幅なコスト削減を可能にしたとしている。
住友林業では、本年度中に同社グループ28社へのSuperStream導入を目指している。日立情報では、導入支援や保守サポート等を通じて、その展開を支援。また、SSJは業務パッケージベンダーとして、タイムリーな制度改正への対応や機能の強化、保守サポートなどの面で対応していくとしている。