NTTデータグループ3社と日本オラクルは10月18日、データベース(DB)セキュリティで協業し、NTTデータ・セキュリティが提供する「PCI DSSトータルサービス」のメニューとして「DBセキュリティアセスメントサービス」を11月1日から提供することを発表した。
NTTデータ・セキュリティのほか、NTTデータ先端技術とNTTデータが協業に参加する。PCI DSSトータルサービスは、NTTデータ・セキュリティがクレジットカード情報を取り扱う企業向けに提供しているサービス。クレジットカード業界が策定したセキュリティ対策基準「PCI DSS」を中心にした、セキュリティ対策の質を向上させるためのものだ。
11月1日から提供されるDBセキュリティアセスメントサービスはNTTデータ先端技術が提供する。同時にNTTデータ先端技術では、「データ暗号化」や「アクセス制御強化」などオラクルの製品を活用したソリューションの提案も行い、日本オラクルは製品提供と技術的な支援をNTTデータグループに対して提供する。
DBセキュリティアセスメントサービスは、これまで情報保護の重要な役割を担いながら軽視されてきたDB自身のセキュリティ対策に踏み込み、課題を洗い出すことで、十分な対策が取れずにリスクを抱えていたDB管理者やDBサービス提供者の負担を軽減できるという。また、NTTデータグループが提供するクラウドサービス「BizXaaS」の運用管理サービスメニューにも組み入れて展開していく予定としている。