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SAP、北京で1万人規模のカンファレンス開催--共同CEO、メガトレンド語る

末岡洋子

2011-11-18 12:31

 独SAPは11月15日から2日間、中国・北京で「SAPPHIRE Now/TechEd in Beijing 2011」を開催した。16日には営業面でSAPを引っ張る共同CEOのBill McDermott氏が基調講演に登場、1万人の観衆を前にデマンド主導のサプライチェーン構築を呼びかけた。

 SAPPHIRE Nowに名称を変更して以降、欧米以外の地で開催するのはこれが初。会場には1万人が集まり、オンラインの参加を含むと参加者は約1万5000人にのぼり、中国市場の規模と活気をうかがわせた。

 SAPは2010年より「オンデマンド、オンプレミス、オンデバイス」をコンセプトに、モバイル戦略とクラウド戦略を推進しているが、今回のメイントピックは、SAPが2010年のSAPPHIRE Nowで正式発表したインメモリコンピューティング技術の「HANA」だ。

SAP共同CEOのBill McDermott氏
SAP共同CEOのBill McDermott氏

 McDermott氏はまず、「IT業界に構造的な変化が起きている」と述べる。これまでIT支出の8割強を占めていたハードウェアとサービスから、ソフトウェアへのシフトが始まっているというのだ。「ソフトウェアはイノベーションを可能にするレイヤーだ。イノベーションによりさらなる成長が生まれる」と述べ、近い将来比率が50対50になるとの予想を示した。

 企業のイノベーションを支えるにあたって、SAPは一貫性のあるコアプラットフォームの上にイノベーションレイヤを提供する。このレイヤを土台に、モバイル、ビックデータ、クラウドという3つの「メガトレンド」がシナジー生み出す。

 モバイルは、ここ数年のスマートフォンやタブレットの人気を見れば明らかなトレンドだ。企業にしてみれば「顧客がどこにいても近い関係を構築できるチャンス」とMcDermott氏はいう。

 SAPは、2010年の米Sybaseの買収によりモバイルプラットフォームの「Unwired」やデバイス管理の「Afaria」などを手に入れた。また、前の週にスペインで開催した「SAPPHIRE Now/TechEd in Madrid」で30種類のモバイルアプリケーションとアプリストア「SAP Store for Mobile Apps」を発表している。

 SAPのアプリストアはAppleの「App Store」やGoogleの「Android Market」と同じコンセプトで、SAPの認定を受けたサードパーティのアプリケーションが提供されることになる。すでに認定プロセスに入っているアプリもあるとのことで、2012年には200近いアプリが登場するだろうという。モバイルアプリストアは当初、iOSとデスクトップWebに対応、AndroidやBlackBerryなどにも対応する予定だ。

 端末が普及して技術部品がそろってきたことから、「いまこそ、モバイルにフォーカスしたビジネスを構築するときだ」と呼びかける。

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