SAPジャパンは8月21日、インメモリソフトウェア「SAP HANA」を活用するスタートアップ向けプログラム「SAP Startup Focus Program」の国内展開を発表した。革新的な技術の新たな可能性を創出する目的で展開されるプログラム。新興企業やソリューションパートナーの参加を想定している。
SAP Startup Focus Programは、HANAの上で稼働する、あるいは連携するアプリケーションの開発を希望する企業を対象にしたプログラム。
参加企業にはさまざまな支援を提供する予定。技術面では、SAP HANAの技術トレーニング、Amazon Web Services(AWS)上の開発環境、開発時の技術支援を無償で提供する。また、マーケティング面では、SAPが11月に開催するイベント「SAPPHIRE NOW Madrid」でソリューション発表の場を提供、プレスリリースでの紹介、ソーシャルメディアを活用したプロモーションなどが挙がっている。また、営業面での協業活動の推進、そして希望によってはSAP Venturesの「SAP HANA Real-Time Fund」にも推薦するという。
SAPジャパンでは、開発環境などの事前投資、グローバルな見込み客へのプロモーション活動をSAPが支援するため、対象企業には大きなメリットがあると強調。斬新なアイデアを活かす機会だとしている。
また、同社は日本展開のキックオフイベントとして「SAP Startup Forum Tokyo」を8月29日に開催する。