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IBMパルミサーノ会長 来日講演--リーダーこそ長期的な視点を持つべきだ

冨田秀継 (編集部)

2012-09-14 14:34


IBM会長のサミュエル・パルミサーノ氏(画像提供:日本IBM)
IBM会長のサミュエル・パルミサーノ氏(画像提供:日本IBM)

 日本IBMは9月12日、創立75周年を迎えたことを記念するイベント「IBM THINK FORUM」を東京・千代田区のパレスホテル東京で開催した。

 本フォーラムに参加するため、米IBMから最高経営責任者(CEO)のバージニア・ロメッティ氏と、前CEOで現在は取締役会会長を務めるサミュエル・パルミサーノ氏も来日。会場に集まった大手企業の経営幹部約300人を前に講演した。

 本フォーラムをホストしたのは、日本IBM 代表取締役社長執行役員のマーティン・イェッター氏だ。イェッター氏はIBMドイツ法人の社長を経て、米本社でロメッティ氏にレポートする企業戦略担当の幹部だった。5月に日本法人社長に就任してからは200人の経営者に会ったとコメントした上で、日本とドイツには多くの共通点があるとした。

 まず、日本とドイツは国土の面積がほぼ変わらないという。また、両国は世界有数の競争力を持った国で、名目GDPでは日本が3位、ドイツが4位だと紹介。この競争力を支えるのは製造業で、特に自動車に強みを持つ点を強調した。自動車の競争力が高いのは「研究開発に積極的に投資してきたからだ」と持論も展開してみせる。一方で「両国は人口減少と高齢化という共通の課題にも直面している」と述べる。

 このほかにも課題はある。「どのように企業を近代化させるか。生産性を向上させるために、成長の機会をグローバル化の波の中でどうとらえるか。リーダーシップモデルは何が求められるのか」とイェッター氏。これら多くの共通課題の解決に、自身がドイツで培った経験は「日本でも役立つ」と述べた。日本IBMが56年振りに迎えた外国人リーダーだからこその言葉であろう。

「日本は非常に重要な国。世界をリードする企業と、ともに仕事ができるからだ。そして、喫緊の問題に対する答えを見つけられる国だからだ」(イェッター氏)

 挨拶の終わりにイェッター氏は、「100年を超える業歴の企業を意欲的に改革した手腕で知られる」人物として、現会長のパルミサーノ氏を紹介した。

「自らが生み出したビジネスから撤退し、新しいビジネスに参入した。IBMにとって新しいビジネスモデルが必要だと言うことも示した。グローバルに統合された企業(Global Integrated Enterprise:GIE)という企業形態を定義し、IBMを作り直した。そして、皆さまがご存じの通り、パルミサーノ会長は最高の業績という記録を残してCEOを退任した」(イェッター氏)

カリスマとリーダーの違い

 パルミサーノ会長の講演は「長期的に企業を繁栄させていくにはどうしたらいいのか」がテーマとなった。

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