三井情報など、データを分散して保管するバックアップサービス

田中好伸 (編集部) 2012年12月21日 17時58分

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

 三井情報など4社は12月21日、データを分散保管する「災害リスク分散型バックアップサービス」を2013年2月から販売すると発表した。三井情報のほか、ほくでん情報テクノロジー、電算システム、ファーストライディングテクノロジーが提供する。

 これら4社は、2011年8月から事業継続を支えるシステム環境の提供などを目的にアライアンス体制を構築。災害復旧(DR)対策サイトの共同提案を進めてきている。

 震災以降、事業継続計画(BCP)は課題として改めて認識され、データバックアップやDRサイト構築などリスク低減策の導入が進みつつある。特に広域災害を想定したBCP策定で、データを遠隔地にバックアップを保管することは重要な課題と認識されている。

 だが、広域のデータセンターを基盤にしたBCPを自ら検討し運用していくことは大きな負担にならざるを得ない。今回のサービスは、4社のデータセンターを活用、秘密分散技術で広域災害でもデータ損失リスクを防止するもの。加えてセキュリティの高い安全なバックアップサービスと説明している。

 秘密分散技術で対象となるデータを無意味なものにして分割した後で、各データセンターにひとつの断片ごとに分散して保管する。断片だけでは意味を持たない情報となり、万が一漏洩しても、元のデータに復元することができない。1カ所のデータセンターが被災し、機能しなくなっても、残りのファイルの分割片からデータを復元でき、耐災害性に優れているという。

 サービスは専用のソフトウェアをPCやファイルサーバにインストールして利用できる。ユーザー企業がPCやサーバのフォルダにファイルを入れる操作でバックアップできるという。サービスで使用する回線はインターネット回線であり、専用線や仮想私設網(VPN)などは必要ない。

 初期費用はゼロ円。月額料金はクライアントPCタイプが5Gバイトまでで1700円、ファイルサーバが5Gバイトまでで1700円、企業間のデータ共用タイプが1人あたり950円で5Gまでで750円となっている。

ZDNet Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

この記事を読んだ方に

関連ホワイトペーパー

連載

CIO
デジタル“失敗学”
コンサルティング現場のカラクリ
Rethink Internet:インターネット再考
インシデントをもたらすヒューマンエラー
トランザクションの今昔物語
エリック松永のデジタルIQ道場
研究現場から見たAI
Fintechの正体
米ZDNet編集長Larryの独り言
大木豊成「仕事で使うアップルのトリセツ」
山本雅史「ハードから読み解くITトレンド放談」
田中克己「2020年のIT企業」
松岡功「一言もの申す」
松岡功「今週の明言」
内山悟志「IT部門はどこに向かうのか」
林 雅之「デジタル未来からの手紙」
谷川耕一「エンプラITならこれは知っとけ」
大河原克行「エンプラ徒然」
内製化とユーザー体験の関係
「プロジェクトマネジメント」の解き方
ITは「ひみつ道具」の夢を見る
セキュリティ
企業セキュリティの歩き方
サイバーセキュリティ未来考
ネットワークセキュリティの要諦
セキュリティの論点
スペシャル
ざっくりわかるSNSマーケティング入門
課題解決のためのUI/UX
誰もが開発者になる時代 ~業務システム開発の現場を行く~
「Windows 10」法人導入の手引き
ソフトウェア開発パラダイムの進化
エンタープライズトレンド
10の事情
座談会@ZDNet
Dr.津田のクラウドトップガン対談
Gartner Symposium
IBM World of Watson
de:code
Sapphire Now
VMworld
Microsoft WPC
Microsoft Connect()
HPE Discover
Oracle OpenWorld
Dell EMC World
AWS re:Invent
AWS Summit
PTC LiveWorx
吉田行男「より賢く活用するためのOSS最新動向」
古賀政純「Dockerがもたらすビジネス変革」
中国ビジネス四方山話
ベトナムでビジネス
日本株展望
企業決算
このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]