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三国大洋のスクラップブック

難航が予想されるマイクロソフトの新CEO選び

三国大洋

2013-08-26 22:39

 各所で広く報じられているように、MicrosoftのSteve Ballmer氏が最高経営責任者(CEO)を退任することが米国時間23日に明らかになった。

 この退任のニュースで「MSFT(株価)が7~8%近くも上昇した」、それに伴って「本人の資産も約7億~8億ドル増加した」といった話を見聞きする当人の「心境はいかばかり……」といったところ。

 だが、より重大な疑問――つまり、この決断が「本人の意向から生じたものか、それとも何らかの外部の圧力に屈する形で下されたのか」といった点や、あるいはMicrosoftが大変難しい状況にある、あるいは「重大な変革期」にこれから突入するといった認識がありながら、同氏が「なぜ後継者も決めずにCEO退任を発表することにしたのか」といった点に対する解答(もしくはそれを知るためのヒント)については、十分な説得力を持つ具体的な情報はまだ目にしていない。

MSFT推移/BallmerのCEO在任期間は2000年から
MSFT推移/Ballmer氏のCEO在任期間は2000年から

 この引退予定の発表が「意表を突いた」「想定外」のものとする書き方の記事が目立つ。「2018年まではCEOを続けるのでは、といった見方が有力だった」という話も一部にはある。それと同時に、これだけの規模もしくは影響力を持つ企業で、後を継ぐ新リーダーが決まらないうちに現トップの退任が発表されるというのはかなり「異例の事態」といえよう。

 周知の通り、2011年秋にあったAppleのトップ交代は、Tim Cook氏が2度「予行演習」をした上でのものだった。またBill Gates氏の現役引退に至るプロセスについても似たところがあり、Ballmer氏にCEOを譲った2000年1月から完全に2008年6月末の引退まで実に8年もの移行期間があった(現役引退予定の発表は2006年6月)。

 一方、2012年秋にPaul Otellini氏がやはり任期途中で退任予定を明らかにしたIntelの場合のように、現トップの退任発表から新CEO選任まで約半年間「Lame Duck」状態が生じた例もあった。

[The Four Leading Microsoft Execs to Replace Ballmer - Bloomberg]

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