編集部からのお知らせ
宇宙ビジネスの記事まとめダウンロード
記事まとめ「テレワーク常態化で見えたこと」
トップインタビュー

ITインフラサービスから非ICTの領域にも--富士通エフサスの業容拡大の勘所

大河原克行

2013-09-26 12:00

 富士通エフサスは、2015年度までの3カ年で「トータルサービスのリーディングカンパニーにChangeすること」を掲げている。

 それは、同社がこれまで取り組んできたITインフラサービスのリーディングカンパニーから、非ICT領域を含んだ領域へと業容を拡大するための新たな取り組みを指す。

 富士通エフサスは、どこに向かおうとしているのか。富士通エフサス代表取締役社長の今井幸隆氏に話を聞いた。

所有から利用へ、ハードウェアの低価格化

――富士通エフサスは「トータルサービスのリーディングカンパニーにChangeすること」を掲げていますが、この狙いは何ですか。そしてトータルサービスとは何を指すのでしょうか。

 富士通エフサスは、富士通グループでのITインフラサービスの中核企業として、サービスアカウントエンジニア体制と、サービス基盤をベースに顧客のITインフラの設計や構築、運用業務などのニーズに応えてきました。

 大きくは、「インフラインテグレーションサービス」「運用サービス」「メンテナンスサービス」という3つの事業で構成し、全体の約45%を占めるメンテナンスサービスでは、全国約160拠点、約5500人のSAE(サービスアカウントエンジニア)が、メインフレームからサーバ、ストレージ、パソコン、ネットワーク機器、金融端末に至るまでのマルチベンダー環境に対応し、さらにハードウェアのみならず、ソフトウェアを含めて24時間365日でのサポート体制を構築しています。


富士通エフサス 代表取締役社長 今井幸隆氏

 周知のようにICTは企業経営にとっての重要性がますます高まっています。しかし、それにあわせて、当社のビジネスも従来のITインフラサービスのリーディングカンパニーという位置付けだけでは、すべてのニーズに応えることができなくなってきたのも事実です。

 グローバル化をはじめとした社会構造の変化、クラウドの活用などによるスピードの重要度が高まり、既存の枠組みを超えた新たなサービスの創出が求められているからです。ビジネス効率化のツールとしてのICTではなく、企業における事業強化、新たな価値創造に活用されるICTとしての役割に対して、富士通エフサスがトータルでどう応えることができるのかがこれからの課題です。

 つまり、ICTインフラの安定運用にとどまらず、業務運用やBPO(ビジネスプロセスアウトソーシング)といったICT領域以外へと拡大したトータルサービスを提供する必要があるといえます。

 これは言い換えれば、富士通エフサスが置かれた立場が大きく変化しているということにもつながります。クラウドコンピューティングの広がりによって、自社所有のサーバからデータセンターへ移行する“所有から利用へ”といった動きが広がっています。また、ICT機器がコモディティ化することで低価格化が促進しています。

 こうした市場変化は、メンテナンス機会の減少やメンテナンス料金の低減といった動きにつながります。富士通エフサスはそこにとどまるのではなく、ITインフラサービスに加えて、お客様のワークプレイス全般を視野に入れたトータルサービスへの転換が必要だと考えています。

 その新たに取り組みのひとつとなるのが、8月からスタートした「FUJITSU Infrastructure System Integrationオフィスまるごとイノベーション」となります。

オフィスの移転や刷新をまるごと

――オフィスまるごとイノベーションはどんなサービスですか。

 一言で言えば、オフィスを移転したり、リニューアルしたりした際に、富士通エフサスが“まるごと”お引き受けしますという提案です。これまでの富士通エフサスの事業領域では、「ICTの効果的な利活用」といった提案は行ってきました。今回の新サービスでは、「快適なオフィス空間デザイン」という提案を融合し、これによって、新たなワークスタイルを提案することになります。

ZDNet Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

特集

CIO

モバイル

セキュリティ

スペシャル

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. クラウドコンピューティング

    MITスローン編著、経営層向けガイド「AIと機械学習の重要性」日本語版

  2. クラウドコンピューティング

    AWS提供! 機械学習でビジネスの成功を掴むためのエグゼクティブ向けプレイブック

  3. クラウドコンピューティング

    DX実現の鍵は「深層学習を用いたアプリ開発の高度化」 最適な導入アプローチをIDCが提言

  4. セキュリティ

    ランサムウェアを阻止するための10のベストプラクティス、エンドポイント保護編

  5. セキュリティ

    テレワークで急増、リモートデスクトップ経由のサイバー脅威、実態と対策とは

NEWSLETTERS

エンタープライズ・コンピューティングの最前線を配信

ZDNet Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]