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三国大洋のスクラップブック

アップル小売部門の新責任者に決まったアンジェラ・アーレンツの課題 - (page 3)

三国大洋

2013-10-17 12:41

「セレブリティ経営者」獲得に伴う期待とリスク

 ここまでのポイントを整理すると、Angela AhrendtsがAppleに移って直面する直近の課題は2つ――Apple Storeの既存店舗のてこ入れと、そして中国など新興市場での展開拡大となる。これにソーシャルメディアの活用など、オンラインでの取り組みについても積極的な動きが比較的早いうちに見られるかもしれない。

 その上で、Tim CookはこのAhrendtsという経営者に「表に出る」ことを期待しているのでは、といった節も感じられる。

 Om Malikのコラムには、Ahrendtsについて「メディアが好んで採り上げるセレブリティCEOの体現者」という一節がある。ロックスターと親しく付き合い、(ファッション)モデルと遊びに出かけ、雑誌の表紙を何度も飾った経営者……といった記述を目にすると、Steve Jobsが亡くなって以来Appleに欠けている要素(の一部)が否が応でも思い出される。

 

 そして、人前に立つことがあまり好きではないとされるCookやJony Iveにはいささか荷が重い役割をAhrendtsが果たしてくれるのでは、といった感じもする。また、これまでにも増して「外部との接点」となる人間の必要性が高まっている、といった思いがCookの中にあるのかもしれない。

 Ahrendtsが先々製品開発やマーケティングなどにまで関与することがあるかどうかは今のところ不明だ。いずれにしても「ピンでキャラの立つ経営者」を小売部門の総責任者としてせっかく獲得できたのだから、そんな人材を活かせるようにApple側でも変わらなくてはいけないし、Ahrendtsを(他の幹部同様)CookとJony Iveを支える「裏方」にしてしまうのはあまりにもったいない、というのがMalikの考えだろう。もしAppleが見事に変身を遂げられた場合には、Ahrendtsが会社全体を新たな方向に導くことができる次のCEO候補となる可能性もある、と結ばれている(註10、敬称略)。

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