在宅勤務で避けるべき5つのこと

James Kendrick (Special to ZDNET.com) 翻訳校正: 村上雅章 野崎裕子

2013-11-22 07:30

 在宅勤務制度は、雇用者側にも従業員側にも大きな利点をもたらし得る。これらの利点について書かれた文献は数多くあるものの、どういった作業環境が従業員にとって適しているのかや、在宅勤務者のために作業場所を提供しなくても済むが故のコスト削減について書かれているものが大半だ。


 優れた在宅勤務制度を利用できるのは素晴らしいことだが、在宅勤務者は、個人的な雑用が入り込んできても仕事には影響しないという点について、雇用者側に納得してもらわなければならない。本記事で解説している5つの点に気を配っておけば、雇用者と従業員の間の信頼関係を醸成し、保っていくうえで大きな力となるはずだ。

#1:作業時間は変則的であってはいけない

 自宅で仕事をしていると業務時間が曖昧になりがちだが、そうした働き方はとにかく避けてほしい。業務時間に働いていない時もあるということに上司やマネージャーが気付いた場合、彼らはあなたが期待通りの品質の作業を行っていないのではないかとすぐに疑うようになる。

 在宅勤務者であっても職場の同僚と同じ通常の勤務時間で働くという点が重要なのだ。ペットを獣医に看てもらうなど、ちょっとした外出は構わないのではないかと思うかもしれないが、こういった行動のツケは必ず返ってくる。休憩時間は職場にいる時と同じタイミングで取るというのが優れた目安となる。在宅勤務が許されているからといって、好きな時に雑用ができるというお墨付きが与えられているわけではないのである。

#2:だらしない服装をしてはいけない

 在宅勤務は、Tシャツと短パンで仕事ができる理想的な機会だと思えるかもしれないが、服装は職場と同じにしておいた方がよいだろう。これには在宅勤務制度を実施する雇用者側からの信頼獲得につながるいくつかの利点がある。

 まず、ホームオフィスでもちゃんとした服装をすることで、よりフォーマルな作業倫理が身につく。在宅勤務者にプロ意識が欠如している場合、そのことは雇用者側にもいずれ明らかになってしまうため、これは重要である。在宅勤務制度によって雇用者との関係がカジュアルなものになるわけではない。職場の従業員に対してある程度のきっちりした服装が要求されているのであれば、在宅勤務者もそれに従い、同じような服装をするべきなのである。

 多くの企業は、在宅勤務者との定期連絡のためにSkypeやその他の通信手段を用意している。そして、そういった連絡は事前に決められているとは限らない。このため、上司があなたの様子を確認しようと突然ビデオ通話をかけてきても構わないよう、常にプロフェッショナルな服装でいるようにしてほしい。

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