2014年に向けて--IT業界で活躍するための5つの習慣

Joseph Parker (Special to TechRepublic) 翻訳校正: 村上雅章 野崎裕子

2013-12-27 07:30

 絶え間なく変化し続けているわれわれのビジネス環境において、あなたはIT業界の同僚との差別化をどのように図っているだろうか?本記事では、正しい道を歩んでいくうえで役に立つティップスを紹介する。ここで解説している正しい習慣を形成できれば、職場だけでなく、あなた個人の生活にも良い影響が出てくるはずだ。


#1:現在の立ち位置を評価する

 Robert Greene氏は、著書「The 33 Strategies of War」(戦いにおける33の戦略)で、「・・・ものごとを客観的に捉える・・・」ことが戦略を成功に導くうえで重要であると説いている。このため、2014年の計画を練るうえでの最初の1歩は、自らを正しく評価し、弱さ、戸惑い、自信のなさといった部分に変化をもたらすという作業になる。

#2:愚痴ではなく解決策を生み出す

 職場には常に問題が存在している。ただ幸いにも、問題の存在は機会の存在をも意味している。つまり問題にまつわる喧噪に振り回されるのではなく、問題そのものに取り組み、その元凶を見極めたうえで、そこから導き出される解決策を考え出すべきなのである(この作業には項番1で述べたティップスを組み入れるようにしてほしい)。解決策の提示によって、あなたは問題の解決者として評価され、将来の道が新たに増える可能性もある。

#3:プロジェクトの作業においては戦略的に行動する

 あらゆる作業は、より大きなプロジェクトや目標の一部であるという見方を忘れてはいけない。つまり、割り当てられている作業だけでなく、全体像を常に視野に入れておく必要があるのだ。また、プロジェクトを管理可能な作業に分割していく際には、各作業でどういった失敗が起こり得るのかを予想するようにしてほしい。予想外の事態が発生した場合には、現在の状況を見極めたうえで、感情的な反応を考慮に入れ、あるいは抑えながら対処してほしい。ものごとを表面的にのみ見るのではなく、ものごとを客観的に捉えるようにすれば、全体のパニックに巻き込まれないようになる。

#4:他人に奉仕する

 あなたがマネージャーなのであれば、部下の成功に必要なリソースを提供することで彼らに奉仕するべきだ。こういった奉仕には、優れたコミュニケーションを実践し、部下を信頼する(マイクロマネジメントのアンチテーゼである)といったことから、彼らが作業で実際に使うツールに至るまで、さまざまなものごとが考えられる。奉仕によって各人は成功し、結果的にあなた自身も成功するわけだ。

 顧客と仕事をする際にも同じ考え方が適用できる。彼らの期待に応え、予想される彼らの主張すべてを真剣にとらえるべきだろう。あなたが依存している人々をサポートすることで、彼らに力を与え、そのプロセスによってあなた自身をサポートするという結果につながっていくのである。

#5:自らの機会を生み出す

 あらゆる業界には答えを必要とする疑問が存在している。このため、そういった疑問に対する答えを見つけ出してほしい(それがあなた自身のプロジェクトを作り出す結果になったとしても)。これによって他の人々に対して機会の存在を知らしめ、長期にわたる競争上の優位性をあなた自身と会社にもたらせるようになる。あまり知られてはいないが、われわれは自らが行うことに対する責任を持っているとともに、行わないことに対しても責任を持っているのだ(後者は後悔にもつながる)。あなたは機会を作り出せるのである--そういった機会の存在が誰の目にも明らかになっていなかったとしても。

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この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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