東京理科大学は、経営管理システムの構築にあたりOracleの経営管理アプリケーション「Oracle Hyperion Strategic Finance」と「Oracle Hyperion Planning」を、日本国内の大学で初めて採用した。日本オラクルが1月8日に発表した。
東京理科大は「日本の理科大から世界の理科大」を目指しており、中長期の経営重点方針として、これからの社会と市場のニーズに応える教育の実現、実力ある学生を継続的に社会に輩出、および教育と研究の国際化を掲げている。その方針を確実に実行するためには、中長期計画、予算・経営分析業務を緻密かつ正確に実施しながら、安定した財務体質を保つことが求められ、グローバルスタンダードを重視し、経営管理システムの構築を決定したとのこと。
経営管理システムには、Hyperion Strategic Financeが中長期的な経営計画とシナリオ分析のために、またHyperion Planningが予算編成など管理会計のために、それぞれ採用された。これらの製品の採用は、日本国内の大学としては初めてだが、海外の大学での豊富な活用実績や、環境の変化に合わせてシステム要件の変更ができる柔軟性などを評価したという。
今後は、この経営管理システムを用い、経営計画における精緻な数値によるシミュレーションの実行、学部別損益などの経営情報の可視化、予算編成の迅速化と短縮化、予算と実績の適時適切な把握などをしていく。