JINS、人事給与と勤怠を統合したシステム稼働--ZeeMとリシテアを活用

NO BUDGET

2013-12-24 19:09

 メガネブランド「JINS」を展開するジェイアイエヌは、人事管理や給与計算、勤怠管理を統合した“人事トータルシステム”を新たに構築、10月から運用している。12月24日に発表された。

 ジェイアイエヌでは「Air frame」や「JINS PC」などヒット商品を打ち出し、3000人規模の企業へと急成長する過程で人事給与や勤怠の各システムに生じた課題を個別に解決してきた。その結果、これまでのシステムでは、連携機能がなく毎月700人以上の異動や採用発令を各システムに手作業で登録するなど人事部の作業に負担が生じていたという。

 そこで、企業の将来的な成長を見越し、対応可能な体制を整えるために、効率的な人事システムの構築を決定した。新システムでは、人事情報や各種マスターの自動連携と周辺システム連携による多重管理の負荷解消や、サービス業特有の煩雑なシフト管理をシステム内で管理することで、人事業務を効率化するとともに適正な人件費管理や要員計画の実現といった人事業務の高度化を目指しているという。

 今回構築された人事トータルシステムは、クレオマーケティングの人事給与システム「ZeeM人事給与」、日立ソリューションズの就業管理システム「リシテア」を活用している。それらの導入作業と両システムで扱う人事情報や各種マスターの自動連携、小売業やサービス業に特有のシフト管理機能の開発などをTISが担当した。

 ジェイアイエヌでは、新たな人事トータルシステムで「人事情報の多重管理によるデータ不整合や管理作業負荷の解消」「非正規雇用社員を含む複雑で細やかなシフト管理と勤務状況の可視化による人件費の最適化」などの人事戦略を加速させるとともに、全従業員が働きやすい環境の整備を推進しているとしている。


人事トータルシステムのイメージ(TIS提供)

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