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日本でも「Google Cloud Platform」を本格展開--「App Engineは特殊なPaaSではない」 - (page 2)

中城朋大 (インサイト)

2014-04-25 16:30

 “高性能永続ディスク”では、リード/ライトを並列分散処理することで、HDDよりも高いランダムリード/ライトの性能を実現している。物理HDDと永続ディスクの比較をすると、同じ容量2Tバイトの場合で、シーケンシャルリード/ライトは120MB/sと同程度だが、ランダムリードは物理HDDの75に対し、永続ディスクは約8倍の600となる。

 さらに、ランダムライトは物理HDDの75に対し、2400と32倍の性能となる。永続ディスクの価格は1Gバイトあたり0.04ドルと価格競争力もあり、最大10Tバイトまで可能だ。

ソフトウェアにおけるグーグルの革新 グーグルはソフトウェアを革新し続けてきたという
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アプリケーション基盤の選択肢 アプリケーション基盤の選択肢
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 “高速なネットワーク”については、それを利用してユーザーがプライベートネットワークを作成できる点が大きなメリットになるという。プライベートネットワークは、複数のリージョンをまたぐことが可能だ。たとえば、アジアのデータセンターにあるVMと、米国データセンターにあるVMとを特別な設定せずに同じにように利用することができる。

 福田氏は「クラウドには現在、柔軟性のIaaSか迅速性のPaaSか、といった二者択一の考え方が見られる。そうではなく、どちらの良さも享受できる新しいサービスを提供していく」とし、その1つとしてManaged VMを解説した。

 Managed VMは、PaaSのApp Engine上でIaaSのCompute Engineを動かすというものだ。App Engineのアプリケーションに設定ファイルでCompute Engineを動かす設定を入れておくと、アプリケーションをデプロイしたタイミングでCompute Engineのインスタンスが自動的に立ち上がる仕組みだ。イメージのアップロードやセキュリティパッチについてはGoogleが展開するため、ユーザーがCompute Engineを管理する必要がない。

 VMの立ち上げをテンプレートとして設定し、プールに流すことで、ヘルスチェックの機能などを自動化できる「レプリカプール」という仕組みも備えていると説明した。「レプリカプールに50台のウェブサーバがあったとして、その中の1台が落ちたとする。その場合、レプリカプールが責任をもって再起動をする。そういったヘルスチェックの機能を持つ」(福田氏)

 福田氏は、「Compute Engine、レプリカプール、Managed VM、App Engineを活用することで、柔軟性から迅速性まで、アプリケーション基盤の選択肢を増やすことができる」とし、イベントに集まった開発者やパートナーに対して、グーグルのクラウドサービスのメリットを訴えた。

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