Philipsは、電動歯ブラシにセンサをつけ、ネットワーク経由でモニターすることで、利用者の健康管理をするサービスを開発しているという。「今後センサは一兆個にまで増え、ネットワーク越しにそれを処理する基盤がクラウドである」と述べた。
「従来なら、私のことを“50代男性、1960年代ロックをこよなく愛す”といった具合にマーケティングシステムは把握していた。だが今後はこれに加えて、“登山が好きでよく買う物はピッケルとクマ鈴、こうなると家庭をないがしろにしている可能性があるので奥さんの誕生日に花を送る必要がありそうだ”といったようにデータを蓄積する可能性がある。これが社会における新しい世界だ」(川原氏)
Salesforce1の機能の1つがスマートフォンで仕事すすめるための「Salesforce1アプリケーション」。統合基幹業務システム(ERP)や顧客関係管理(CRM)システムなどと連携し、スマートフォンなどで自分用にカスタマイズしたアプリケーションを構築できる。
従来の取引先、キャンペーンなどの管理機能に加え、レポートや売上予測、オフラインデータ、ファイルなどを扱う機能の追加を新たに発表した。
システム開発者向けには、あらゆるユーザーインターフェースを実現するという「Visualforce1」。API関連機能を10倍に拡充したという。
コールセンターのデモでは、サーバの故障を問い合わせた女性担当者が、モバイル端末上で故障箇所情報をコールセンターのエージェントと手軽に共有。指摘された箇所を調べると、障害物を発見したとのストーリーだった。障害物はヘビという設定。