Salesforce.comは米国時間10月13日、同社の年次サミットDreamforceで「Salesforce1 Lightning」を発表し、自社のモノのインターネット(Internet of things:IoT)戦略を全速力で推し進めている。
Salesforce1は、モバイルデバイス、ウェアラブル、ビッグデータと連携する接続型アプリの開発基盤として機能するクラウドベースのプラットフォームであり、2013年11月に開催されたDreamforce 2013で、IoTという動きに対するSalesforceの一手として初登場した。
SalesforceはIoTを自社の視点で解釈し、「顧客のインターネット」(Internet of Customers)と表現している。
Lightningの発表は、Salesforce1プラットフォームが第2世代へと移ることを意味する。
Salesforce1 Lightingを構成している一連の技術は、Salesforceが社内でSalesforce1モバイルアプリの開発に使っている技術と同じものだ。
Salesforceは現在、自社の顧客とパートナーが全く同じプラットフォームを使って独自の接続型モバイルアプリを構築できるように、同フレームワークへのアクセスとサポートを顧客とパートナーにまで拡大しようとしている。
Salesforce1モバイルアプリを構成するコンポーネントのセットは、ユーザーにしてみればシンプルで標準的なものと思えるかもしれない(ニュースフィードや左側のナビゲーションなど)が、営業チームやマーケティングチームの平均的なメンバーは、自分ではとても開発できないと感じるかもしれない。
このように、Salesforce1 Lightningフレームワークは、ドラッグ&ドロップが使える総合的なダッシュボードとして宣伝されており、コーディングを知らない顧客が、魅力的で豊かな体験を提供するモバイルアプリを短期間で構築することを可能にするという。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。