IT予算を賢く使い切る10の方法 - (page 2)

Jack Wallen (Special to TechRepublic) 翻訳校正: 石橋啓一郎

2014-12-17 06:00

7.新しいケーブリングソリューションに投資する

 自分のところのサーバルームを見てほしい。ケーブルがスパゲッティのように床を這っていないだろうか?乾いてひびの入ったケーブルハウジングはないだろうか?もしどちらかの質問に対する答えが「イエス」であれば、ケーブリングソリューションに投資すべきタイミングだろう。新しいパッチケーブルを購入して、交換し始めるといい(問題のあるケーブルは、いろんなところで面倒を引き起こす)。オフィス内のケーブルをきれいに配線するための用品を購入したり、混乱した状況を解決してくれるプロフェッショナルを雇うのもいいだろう。これについては、少しの費用で劇的な効果が見込める。

8.新しいドライブを購入する

 いくらあっても足りなくなるのがドライブだ。ドライブはいずれ必ず故障する。また、この機会にHDDからSSDに移行するのもいいだろう。SSDによるパフォーマンス向上で得られるメリットは、そのコストを上回る。すぐに移行する計画がないとしても、ドライブだけは買っておくという方法もある。余分なドライブを手元に置いておくのはよいことだ。ただし、すべてのハードウェアで使用できるドライブを購入するよう気をつけること(特にRAIDドライブ。RAIDアレイが故障すると必要になる)。

9.バックアップソリューションをアップグレードする

 バックアップソリューションがないのなら、そもそもIT部門が存在する価値がない。すでにバックアップソリューションがあるとしても、それでは十分ではないかもしれない。バックアップを、必要な容量と帯域を確実に確保できるところまで拡大するべきだ。ローカルのソリューションと、オンラインのソリューションの両方を持つようにし(必ず両方が必要だ)、今後増えるバックアップの量をカバーできるようにしておくこと。また、耐火性を持つローカルのバックアップデバイスにも投資すべきだ(たとえばIOSafeが提供しているもの)。

10.古くなった制服を交換する

 スタッフが制服を着ているのであれば、このタイミングで新しいものを渡すのもいいだろう。筆者は、スタッフに対してロゴ入りTシャツ、オックスフォード靴、またはポロシャツを着ることを義務づけているにもかかわらず、1週間働けるだけの十分な数がきちんとスタッフに渡るようにしていない企業を知っている。その結果、従業員は、みすぼらしく、使い古した感じの、あまり魅力的ではない格好で顧客のオフィスを訪問している。余った予算を、スタッフの身なりを向上させることに使うのはいいアイデアだ。

予算を上手に使う

 残り予算を使い切る方法はいろいろある。賢く使えば、この年度末の散財を、単に来年度の予算を減らさないための無駄遣いではなく、未来への投資にすることができる。このリストの項目を検討して、今期の予算消化に使えないか考えてみてはどうだろうか。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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