ビジネスおよびITコンサルティング企業の印Infosysは、ERP関連ソフトウェアを手がけるPanayaを2億ドルで買収することを発表した。InfosysはPanayaのソフトウェア・アズ・ア・サービス(SaaS)スイート「CloudQuality」の自動化機能を活用し、現在提供しているサービスラインアップの大幅な拡充を目指す。買収は慣習的な完了条件を満たした後、現地時間3月31日までに完了する予定。
Infosysの最高経営責任者(CEO)兼代表取締役であるVishal Sikka氏は、今回の買収について次のように述べている。「Panayaの買収は、Infosysが提供するサービスの刷新と差別化に向けた重要な一歩となる。Panayaの技術は、当社の従業員を数多くの単調な反復作業から解放する。これにより、従業員の潜在能力が最大限に引き出され、重要で戦略的な課題により深くフォーカスできるようになる。また、顧客のエンタープライズアプリケーション管理に伴うコストや複雑性を解消するうえでも、Panayaの実績ある技術は極めて重要な役割を果たす」
Sikka氏は2014年12月31日に終了した第3四半期の業績発表の際、クラウド、ビッグデータ、人工知能、オムニチャネルリテイリング、次世代決済システムを含む重要な分野に注力していくと述べていたが、今回の買収はその方針を反映したものとなる。なお、同社の第3四半期は売上高が前年同期比5.6%増の22億2000万ドル、純利益は5億2200万ドルという堅調な業績を示している。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。