オラクルの四半期決算、ドル高が響き減益

Rachel King (ZDNet.com) 翻訳校正: 編集部 2015年03月18日 11時53分

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

 Oracleが米国時間3月17日、2015年度第3四半期決算を発表した。ドル高が響く結果となった。

 発表によると、純利益は前年同期比3%減の25億ドル(1株あたり56セント)。非GAAPベースの1株あたり利益は前年同期と同じく68セントで、売上高も前年同期から横ばいの93億ドルだった。

 一方、金融アナリストらは売上高が94億7000万ドル、1株あたり利益が68セントと予測していた。

 最高経営責任者(CEO)のSafra Catz氏は「前四半期は、すべての財務指標において、恒常通貨ベースで案内したガイダンスの中間値を上回った」と主張する。

 部門別ではクラウドが成長を続け、SaaS(Software-as-a-Service)やPaaS(Platform-as-a-Service)事業の売上高が前年同期比30%増(恒常通貨ベースでは34%増)の3億7200万ドルになった。

 共同でCEOを務めるMark Hurd氏は声明で、「経常収益(Annualized Recurring Revenue:ARR)ベースでは2億ドル近くのSaaSやPaaSを新規に」販売しているとして、この数字が第4四半期には3億ドルに拡大するとの見通しを示した。

 一方でHardware Systems部門は前年同期より2%ほど売上高を減らして13億ドルとなった。恒常通貨ベースであれば、5%増に相当する売上高だとOracleは述べる。

 Oracleの会長で最高技術責任者(CTO)も務めるLarry Ellison氏は会計年度の末までにSaaSとPaaS事業を新規に10億ドル以上拡大する目標を再び掲げ、長期の提携先であり競合でもある企業への宣戦布告ともとれる発言をした。

 「Salesforce.comも今年、SaaSとPaaSで新規に10億ドルを稼ぐ意向を発表している。今年は、彼らか自分たちのどちらがクラウド販売を伸ばせるかで接戦になるだろう。注目してほしい」と述べる。

 同社は第4四半期については、売上高114億4000万ドル、1株あたり利益94セントを見込んでいる。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

ZDNet Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

この記事を読んだ方に

関連ホワイトペーパー

連載

CIO
IT部門の苦悩
Rethink Internet:インターネット再考
インシデントをもたらすヒューマンエラー
トランザクションの今昔物語
エリック松永のデジタルIQ道場
研究現場から見たAI
Fintechの正体
米ZDNet編集長Larryの独り言
大木豊成「仕事で使うアップルのトリセツ」
山本雅史「ハードから読み解くITトレンド放談」
田中克己「2020年のIT企業」
松岡功「一言もの申す」
松岡功「今週の明言」
内山悟志「IT部門はどこに向かうのか」
林 雅之「デジタル未来からの手紙」
谷川耕一「エンプラITならこれは知っとけ」
大河原克行「エンプラ徒然」
内製化とユーザー体験の関係
「プロジェクトマネジメント」の解き方
ITは「ひみつ道具」の夢を見る
セキュリティ
「企業セキュリティの歩き方」
「サイバーセキュリティ未来考」
「ネットワークセキュリティの要諦」
「セキュリティの論点」
スペシャル
ざっくりわかるSNSマーケティング入門
課題解決のためのUI/UX
誰もが開発者になる時代 ~業務システム開発の現場を行く~
「Windows 10」法人導入の手引き
ソフトウェア開発パラダイムの進化
エンタープライズトレンド
10の事情
座談会@ZDNet
Dr.津田のクラウドトップガン対談
Gartner Symposium
IBM World of Watson
de:code
Sapphire Now
VMworld
Microsoft WPC
Microsoft Connect()
HPE Discover
Oracle OpenWorld
Dell EMC World
AWS re:Invent
AWS Summit
PTC LiveWorx
より賢く活用するためのOSS最新動向
古賀政純「Dockerがもたらすビジネス変革」
中国ビジネス四方山話
ベトナムでビジネス
米株式動向
日本株展望
企業決算