エムオーテックス(MOTEX)は3月26日、スマートデバイス管理ツールの新版「LanScope An Ver2.3」をリリースした。Android端末の操作ログの部署別活用状況を分析する機能の強化に加え、アラート機能を強化。現場に即した運用が可能になるという。
LanScope Anは、Android端末にインストールされているアプリをGoogle Playの情報をもとに7つのカテゴリに自動分類し、利用状況を把握する。活用分析機能では、アプリ利用や電話利用、ウェブサイト閲覧などAndroid端末の操作内容をログとして自動取得することで誰が、いつ、どこで、どんな操作をしたのかを把握する。これにより、本来の目的に沿った活用ができているか、また見られていることによる抑止効果で業務効率を下げることなく、セキュリティモラルを向上することが可能としている。
分析できるログの種類(MOTEX提供)
操作状況を一覧できる(MOTEX提供)
新版ではAndroid端末の活用分析機能を強化。端末単位だけではなく会社全体や部署ごとを分析する「グループ単位」でのレポートや集計データのエクスポートを実装した。例えば、「営業1課はビジネスアプリの利用が多いが、2課はゲームアプリの利用が多い」など、グループ単位でデータを集計し、スマートデバイス導入後の社内全体の活用傾向を一目で把握できるという。
営業部での名刺管理やSFAなどビジネスアプリごとの合計活用回数や合計活用時間を把握し、利用していない部署で必要アプリの活用を促すことで業務効率向上を図れるという。業務時間中のゲームアプリ利用を注意することで不稼働時間の削減を図り、スマートデバイス導入の効果を高められるとしている。
グループ別活用レポート(MOTEX提供)
アラート機能の強化では、ルート化、ジェイルブレイク、SIMカード抜き差し、指定範囲外のOSバージョン、SDカード抜き差しを検知できるようになった(対応はOSで異なる)。