Deutsche BankとHewlett-Packard Company(HP)は2月に、10年間で数十億ドル規模の契約を締結した。Deutsche BankのグローバルなIT環境を刷新し、関連するITインフラの大幅なコスト削減を目指すという。
主にホールセールバンキング業務のITインフラを対象にしたこの契約により、HPはDeutsche Bank専用のデータセンターサービスをオンデマンドで提供、ストレージ、プラットフォーム、ホスティングなどの領域も同時に担う。
Deutsche Bankは、ITアーキテクチャやアプリケーション開発、情報セキュリティなどの業務を担当する。
Deutsche Bankは大規模なIT変革プログラムの一環として、使用するアプリケーションをアップグレードし、数を減らして、HPのプラットフォームに移行させることで、同行の業務を技術面からサポートするための独自プロセスを強化するとした。