Hewlett-Packard(HP)は米国時間3月24日、「OpenStack」と「Cloud Foundry」をベースとするプライベートクラウドソリューション「HP Helion Rack」を発表した。HPの狙いは、エンタープライズ向けラックシステムでプライベートクラウドを提供することだ。
HPによると、プライベートクラウドインフラストラクチャの設計と開発に必要な時間をHelion Rackによって短縮できるという。
HelionはHPのパブリッククラウドブランドだが、同社はスケールアウト型インフラストラクチャ向けのコンポーネントも投入している。HPは先ごろ、いわゆるホワイトボックス市場向け製品という位置づけの「Cloudline」ハイパースケールサーバを発表した。また、オブジェクトストレージ向け統合システムの「HP Helion Content Depot」も提供している。
Helion Rackには、ミッションクリティカルなクラウドアプリをホストするためのインフラストラクチャサービスとプラットフォームサービスが含まれる。重要な点は以下のとおりだ。
- HPのOpenStack、開発プラットフォーム、「ProLiant DL」サーバが含まれる。
- HPの自社工場で構築されるため、迅速に展開できるようにセットアップされる。あらかじめテストとチューニングが行われる。
- 管理ツールを内蔵しているほか、低レイテンシアプリケーションやコンプライアンス要件に適応することができる。
- HPによると、オープンアーキテクチャをベースにしている。
- 価格は構成によって異なる。
- 発売は4月の予定。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。