Microsoftは米国時間4月8日、NoSQLドキュメントデータベースサービス「Azure DocumentDB」の一般提供を米国を含む一部の地域で開始した。
またMicrosoftは同日、他のデータベースに格納されている既存データをAzure DocumentDBに容易に移行できるようにするオープンソースのデータマイグレーションツール「Azure DocumentDB Data Migration Tool」をリリースした。
同社は2014年8月にAzure DocumentDBを発表しており、その際にパブリックプレビュー版を公開していた。
Azure DocumentDBはNoSQLのドキュメントデータベース機能とリレーショナルデータベースのトランザクション機能を橋渡しするものとなる。Azure DocumentDBサービスはネイティブレベルでJSONドキュメントをサポートし、.NETやNode.js、JavaScript、Pythonを含む、さまざまな言語やプラットフォーム向けのプログラミングライブラリを提供する。
Azure DocumentDBは、Microsoft Researchによって開発されたロックフリーのインデックス技術を活用している。この技術は、「SQL Server 2014」のインメモリOLTPエンジンである「Hekaton」にも使用されている。またAzure DocumentDBサービスは、「HDInsight」や「Azure Search」といったその他のAzureデータサービスに対する統合サポートも提供する。
Azure DocumentDBの価格体系は、パフォーマンスレベル別に3種類の購入オプションが用意されており、STANDARDレベルでは時間単位に課金される。S1とS2、S3オプションは月額にしてそれぞれ、約25ドルと約50ドル、約100ドルとなっている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。