ブレインパッド、マーケティングオートメーションツールを仏企業と共同開発

山田竜司 (編集部)

2015-07-30 07:00

 ブレインパッドと仏企業のProbanceは7月29日、SaaS型マーケティングオートメーション(MA)ツール「Probance One」の提供を開始すると発表した。今回を契機に、ブレインパッドとProbanceは資本提携を進め、日本法人プロバンスジャパンを設立する予定という。

 ブレインパッドは、従来からProbance社のSaaS型MA「Probance Hyper Marketing」を国内の流通やサービス業などの企業に導入しており、顧客の要望を反映できる日本市場向けのProbanceのSaaSを共同で開発・提供することになった。ブレインパッドは、Probance Oneの開発方針や製品仕様を企画、製品の販売総代理店を担う。

 Probance Oneは初期費用無料、月額8万3000円から。簡便さをアピールしており、MAの導入の際重要とされるマーケティング・シナリオ群が標準設定されてる点が特長。導入後すぐに利用することができ、短期間でマーケティング効果を向上させることが可能とした。

 また、キャンペーン管理、パーソナライズ、メール配信、ウェブトラッキングなど、マーケティング業務で必要な機能が一通り含まれ、システムを別々に購入する必要がないとした。

 さらに機械学習技術を搭載し、顧客一人ひとりの行動履歴や過去の施策の反応などを学習し、グループ単位ではなくパーソナライズ施策を全自動で実施できると説明している。

 ブレインパッドは、今後3年間に200社以上へProbance Oneを導入し、累計売上高10億円以上を目指す。


Probance Oneの操作画面(ブレインパッド提供)

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