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今週の明言

サイボウズ社長がオフィス移転を機に示した新たな決意

松岡功

2015-08-14 11:39

 本連載「松岡功の『今週の明言』」では毎週、ICT業界のキーパーソンたちが記者会見やイベントなどで明言した言葉をいくつか取り上げ、その意味や背景などを解説している。

 今回は、サイボウズの青野慶久 代表取締役社長と、大塚商会の大塚裕司 代表取締役社長の発言を紹介する。

「新オフィスをハブに外部とも交流を大きく広げ、世界を変革していける会社にしたい」
(サイボウズ 青野慶久 代表取締役社長)


サイボウズの青野慶久 代表取締役社長

 サイボウズが先ごろ、業容拡大に伴って7月21日に移転した東京オフィスを報道陣に向けて公開した。青野氏の冒頭の発言は、その際に行った会見で、新オフィスを構えての決意を語ったものである。

 東京駅にほど近い「東京日本橋タワー」に構えた新オフィスのコンセプトは「Big Hub for Teamwork」。組織や働き方の多様化・分散化を見据えたうえで、情報や人を集結させてリアルなコミュニケーションを活発に行うことでチームの一体感を高め、顧客やパートナーとのエコシステムを含めてハイパフォーマンスを生み出し続けるチームワークの中心拠点との意味が込められているという(図参照)。


サイボウズの新オフィスのコンセプト(出典:サイボウズの資料)

 青野氏は今回のオフィス移転について、「サイボウズは今、チームワークを起点とした国産のクラウドベンダーとして、また、多様な働き方を支援してワークスタイルの変革を追求する会社として注目されている。ならば一層、私たちの思いやノウハウを新オフィスからどんどん発信していきたいと考えた」と語った。

 新オフィスを見学して印象的だったのは、執務エリアや来客の応対エリアを合わせてコミュニケーションスペースをふんだんに設置していることだ。応対エリアには趣向を凝らした複数のカフェスペースもある。同社がいかに社内外のコミュニケーションに注力しているか、新オフィスを見れば一目瞭然といったところだ。

 今回は新オフィスのお披露目をいうことで、会見の質疑応答などではワークスタイルの変革に関する話題が大半だったが、そこは他稿に委ねるとして、ここではクラウドに関する青野氏の次のコメントを取り上げておきたい。

 「当社はこの3年半でソフトベンダーからクラウドベンダーへと大きくシフトしてきた。クラウド基盤であるcybozu.comの利用者数も今年6月末で1万1000社を超え、PaaSのkintoneも好調だ。SaaSに加えてPaaSも実績を上げつつあることから、欧米の有力なクラウドベンダーにも対抗できる数少ない国産クラウドベンダーになりつつあると自負している」

 「欧米の有力なクラウドベンダーにも対抗できる国産クラウドベンダーになる」というのは、サイボウズがクラウド事業に進出してから、青野氏が一貫して言い続けてきた目標だ。その語尾が「なりつつある」と変わったことに、同氏の自信と決意を見た気がした。

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