Oracleは10月に開催する「Oracle OpenWorld 2015」で、同社の「Exadata」テクノロジをサービスとして提供開始する計画だ。
同社の経営執行役会長兼最高技術責任者(CTO)Larry Ellison氏は米国時間9月16日に開催された決算発表の電話会見において、クラウド分野でのExadataに関する同社の計画をアナリストらに語った。
つまり、「Exadata as a Service」として、同社のデータベースに最適化されたテクノロジをサービスとして提供するというのである。同製品の目的は、企業がオンプレミスとクラウドに配備されたExadataを適宜組み合わせ、単一の資産プールとして管理できるようにすることにある。
Ellison氏は以下のように語っている。
「われわれはExadata as a Serviceを、Oracle Open Worldで展開する予定だ。つまり、クラウドでのExadata as a Serviceを提供しようとしているのだ。もちろん、Exadataマシンも販売している。これはオンプレミス環境において、Oracleのデータベースを最も近代的かつ最も費用対効果の高い方法で稼働させる製品だ。このため、企業はデータベース関連のワークロードの一部をオンプレミスのExadataプラットフォームで実行しつつ、残りをクラウド上のExadataプラットフォームで実行できるようになる。また、データセンター内の資産とOracleクラウド上の資産を1つの資産プールとして取り扱えるようにする管理ツールも用意している。これは、オンプレミス環境内のExadataと、クラウド上のExadataを連携させ、データやワークロードのやり取りを可能にする管理ツール群だ」
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。