サイボウズは11月6日、新たなワークスタイルの提案や最新のユーザー事例を紹介するイベント「cybozu.comカンファレンス 2015」を都内で開催した。 基調講演では、育児と仕事の両立や生産性向上、地方創生、新たなシステム構築手法の模索など、さまざまな課題に取り組む各キーマンが登壇し、 ワークスタイルを切り口に解決策を探る様子を伝えた。
サイボウズ株式会社 代表取締役社長の青野慶久氏
5回目となった今回、来場者は前年度より25%増えたという。続けて、今回のテーマ「変える覚悟、変わる覚悟。」には「何かを変えるときは困難が伴う。それを受け止めた上で変えていく」という意図があると解説。常に変化するIT業界に携わる同社やカンファレンス参加者に向けて「参加者全員が“変わる覚悟を持ってもらう”ことを目標にしている」と説明した。
話題沸騰のワークスタイルムービーの続編を披露
基調講演では、同社が制作したワークスタイルをテーマにしたブランディングムービーの続編が初披露された。前作の働くママたちに、よりそうことをテーマにしたムービー『大丈夫』は広く反響を呼び、ワールドワイドで視聴されたと青野氏は説明している。続編の『声』も同様のテーマで撮影を行い、会場には主演俳優の田中圭氏も登場した。
ブランディングムービーに主演する俳優の田中圭氏(右)
青野氏の「育児は俳優業の両立は?」という質問に対して田中氏は、「仕事が忙しくて奥さんに任せっきり。でも久しぶりに起きている娘に会ったら彼女が自分から離れなくて、改めて家族の時間を作らなければならないと感じた」と反省の弁を述べていた。
また「チームワークの重要性を感じる場面」という質問に対しては、「ドラマの撮影現場。チームワークがいいとクオリティも高まり、失敗しても反省した上で改善するというモチベーションが生まれる。あと、一番身近なチームは家族。(前述の発言を踏まえて)反省すべきことは多いが、家族や自分自身と見つめ合わなければならない」と、チームワークの重要性を語った。