米ZDNet編集長Larryの独り言

グーグルのクラウドはいかにエンタープライズを魅了する?--GCP NEXTで見えた優位性 - (page 3)

Larry Dignan (ZDNET.com) 翻訳校正: 村上雅章 野崎裕子

2016-03-30 06:15

とにかく機能する

 この言葉の変化形である「魔法のように機能する」といった売り文句は、さまざまなベンダーから聞かされているはずだ(そういった製品のほとんどは、期待を大きく裏切っている)。Appleは、ほとんどの企業よりもずっとうまくやってのけている。ここでのGoogleの主張は、Google Cloud Platformの自動化機能によって面倒な仕事の多くを任せられるようになるため、開発者とエンドユーザーの結びつきが強固になるというものだ。

Google Cloud Platformの自動化機能によって、開発者とエンドユーザーの結びつきが強固に

 Google Cloud Platformは魔法のように機能し、ユーザーを機械学習とアナリティクスの楽園に連れて行ってくれるのだろうか?それは難しい質問だ。しかし、多くの企業が実際に試そうとするのは間違いないだろう。

あなたのイノベーションパートナー

 最大のメッセージはおそらく、Googleがクラウド分野でイノベーションを続けていくというものだ。Googleの幹部らは、カンファレンス参加者を前にして、次の10年間に向けて他のプロバイダーと連携するとともに、クラウドの進歩に投資していくと述べた。Googleによると、過去12カ月間で326にも及ぶサービスの改善を成し遂げたという。

 同様の売り文句は、IBMやOracle、SAP、Salesforce.comをはじめとするさまざまなベンダーから聞かされているはずだ。

 Google Cloud Platformは「われわれの顧客にとって実用的なR&Dチーム」として役立つだろうと述べたGreene氏は、「今後の2年で成し遂げられるイノベーションは、今日のものとは比較にならないはずだ」と述べた。

Googleのディープラーニング利用率

 Schmidt氏は、次世代のアプリケーションを開発するために、Googleがいかにアーキテクチャとスケーラビリティに力を注いできたのかについて語った。

 企業はGoogleの主張を真面目に検討するだろうか?筆者の予想はイエスだ。Google Cloud Platformが追い上げる立場にあるのは明らかだが、勝負を一気に逆転できる分野もいくつかある。Google Cloud Platformに関する基調講演を、選挙の街頭演説のようなものだと考えた場合、同社は有権者に向けて語りかけていることになるため、いくつかの企業は少なくとも検討を開始するはずだ。Googleはセキュリティやハイブリッドクラウド、アナリティクス、コスト、イノベーションといったセールスポイントを語って企業を魅了しようとしているのだ。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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