IBMは米国時間4月18日、2016会計年度第1四半期決算(3月31日締め)を発表した。クラウドの売上高が前年同期比2桁の伸びを示し、アナリストらの予想を上回る内容となった。
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クラウドやアナリティクスを含む戦略的事業の第1四半期売上高は前年同期比14%増となり、現在では同社の売上高全体の37%を占めるまでになっている。また、クラウド全体では第1四半期の売上高は前年同期比34%増となり、過去12カ月間の売上高は108億ドルだった。
第1四半期の純利益は20億1400万ドル(1株あたり2.09ドル)。売上高は187億ドル、非GAAPベースの1株あたり利益は2.35ドルだった。
アナリストらは売上高を182億8000万ドル、非GAAPベースの1株あたり利益を2.09ドルと予想していた。
IBMは通期見通しとして非GAAPベースの1株あたり利益が「最低でも」13.50ドルになるとしている。一方、アナリストらは1株当たり13.54ドルと予想している。また、同社はフリーキャッシュフローでの通期の純利益が110億~120億ドルという予想レンジの上限に近い値になるとしている。
第1四半期に関するその他の業績は、テクノロジサービスおよびクラウドプラットフォーム部門の売上高が84億ドルで1.5%減、為替の影響を除くと1.9%増となった。コグニティブソリューション(ソフトウェアを含む)部門の売上高は40億ドルで1.7%減。
システムズ(ハードウェアとOSを含む)部門の売上高は17億ドルで21.8%減となった。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。