EMCの株主投票でデルとの統合承認

Stephanie Condon (Special to ZDNET.com) 翻訳校正: 編集部

2016-07-20 10:23

 EMCは米国時間7月19日、Dellとの統合が株主投票において圧倒的賛成多数で承認されたと発表した。これにより、史上最大の株式非公開IT企業の誕生にまた一歩近づいたことになる。

 EMCによると、株主のおよそ98%が賛成票を投じ、これは同社の発行済み普通株式の約74%に相当するという。DellによるEMCの買収は、まだ中国の規制当局からの認可を受ける必要があるものの、買収合意時の条件で、想定されていた期間内に完了する見込みだという。

 「圧倒的賛成多数となった本日の株主投票は、DellとEMCの合併が、テクノロジ業界における強力な企業を生み出すというわれわれの見解を明確に支持するものだ」とEMCの最高経営責任者(CEO)のJoe Tucci氏は声明で述べた。「取締役会と私は、われわれの考える、すべての株主にとっての最善の結果について、深く認識し、またそれを示そうと懸命に取り組んできた」(Tucci氏)

 EMCは株主投票の前日に、第2四半期決算を発表している。

 合併後の新社名はDell Technologiesとなり、Dell、EMC Information Infrastructure、VMWare、Pivotal、RSA、Virtustreamなど複数のブランドで構成されることになる。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. ビジネスアプリケーション

    生成 AI 「Gemini」活用メリット、職種別・役職別のプロンプトも一挙に紹介

  2. セキュリティ

    まずは“交渉術”を磨くこと!情報セキュリティ担当者の使命を果たすための必須事項とは

  3. セキュリティ

    迫るISMS新規格への移行期限--ISO/IEC27001改訂の意味と求められる対応策とは

  4. ビジネスアプリケーション

    急速に進むIT運用におけるAI・生成AIの活用--実態調査から見るユーザー企業の課題と将来展望

  5. セキュリティ

    マンガで分かる「クラウド型WAF」の特徴と仕組み、有効活用するポイントも解説

ZDNET Japan クイックポール

所属する組織のデータ活用状況はどの段階にありますか?

NEWSLETTERS

エンタープライズコンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]