EMCは米国時間7月19日、Dellとの統合が株主投票において圧倒的賛成多数で承認されたと発表した。これにより、史上最大の株式非公開IT企業の誕生にまた一歩近づいたことになる。
EMCによると、株主のおよそ98%が賛成票を投じ、これは同社の発行済み普通株式の約74%に相当するという。DellによるEMCの買収は、まだ中国の規制当局からの認可を受ける必要があるものの、買収合意時の条件で、想定されていた期間内に完了する見込みだという。
「圧倒的賛成多数となった本日の株主投票は、DellとEMCの合併が、テクノロジ業界における強力な企業を生み出すというわれわれの見解を明確に支持するものだ」とEMCの最高経営責任者(CEO)のJoe Tucci氏は声明で述べた。「取締役会と私は、われわれの考える、すべての株主にとっての最善の結果について、深く認識し、またそれを示そうと懸命に取り組んできた」(Tucci氏)
EMCは株主投票の前日に、第2四半期決算を発表している。
合併後の新社名はDell Technologiesとなり、Dell、EMC Information Infrastructure、VMWare、Pivotal、RSA、Virtustreamなど複数のブランドで構成されることになる。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。