クラウド型会計サービスを提供するマネーフォワードは、マーケティングオートメーション(MA)ツールを活用することで、有料会員の獲得につなげている。
同社は、MAツール「Marketo」を導入、活用している。運用開始から約半年で、顧客が無料会員から有料会員に転換するまでの期間を従来の半分に短縮することに成功した。また、有料会員への転換につながる主要評価指標(KPI)の1つである金融機関の登録率も2割向上した。見込み顧客(リード)のデータをSalesforceと連携させることで社内の運用業務を改善し、生産性を向上した。
導入当初は、「MFクラウド会計」の顧客を対象にパーソナライズされたメールを送信し、ニーズにいち早く対応することで有料会員化の促進につなげていた。
現在は活用範囲を広げ、複数の製品サービスでリードナーチャリングを実行、組織横断での見込み顧客の増加を可能にしている。