事業へのコミットとは何かを知る
事業へのコミット感を得るために必要なのは裁量です。裁量には責任が伴います。
事業会社での開発プロセスを社内受託かのようにしないためには、エンジニアが開発プロセスを「ジブンゴト」にできるかが大事です。当社のプロダクトでは大半のプロダクトにおいてエンジニアがプロダクトオーナーを務め、開発の意志決定をしています。「User Focus」を実践しており、ときにはカスタマーサポート席の横で開発するなどユーザーの声をより多く聞ける環境を用意しています。
ユーザーの生の声を聞き、自分たちで意志決定した成果物によってユーザーにどれだけの価値を生み出したかをKPIとして追うことで責任を負います。そのような開発スタイルは事業へのコミット感を感じさせます。
具体的な内容は、この後に続く連載を楽しみにしていて下さい。
事業の成長を実感する
自分の関わる事業が世の中の人々の役に立っていることを実感したり、成長していることを知る機会は大事です。そして事業の成長に自身の働きが貢献できている実感が、働くことの喜びにつながります。
当社では、ここ1~2年で色々な動きがあり、プレスリリースの件数やメディアへの露出が非常に多くなっています。

このような広報活動は、当社の現在だけではなく、外からやって来る仲間である未来のステークホルダーにとっても事業の注目度や事業の成長を知るきっかけとなります。
しかし当社の事業は、まだ目指す世界の1%しか到達できていません。
危機感が人を成長させるように、事業の成長にも危機感が必要です。人が成長することで事業が成長します。現在は、目指す世界の1%しか到達していない事実を認識し危機感を持つことが、事業の成長に必要と考えています。
働くことの楽しさのユースケースについて知る
働くことは労働に対する対価を得るための活動であるという一面がありますので、社会にとって会社にとって、自分がどのような価値を発揮できるかが大事です。
とはいえ、自分がやりたいことと発揮できる価値が一致しているときこそ、人は一番パフォーマンスを発揮するでしょう。また自分が得意なことと発揮できる価値が一致するときも、人はパフォーマンスを発揮すると考えます。
自社の仲間に以下のような問いかけをしてみると良いでしょう。
今のあなたにとっていちばん楽しいことは何でしょう。今のあなたが得意なことは何でしょう。それは今気づいてないところにあるかもしれません。自分が今までやってきたことやこれからやってみたいことを、なんでもいいので書き出してみましょう。
文字に書き出すことで、思考が整理され、想いが言語化されることがあります。
言語化された想いは行動の糧となり、形となるでしょう。その先に働くこととの楽しさが見えてると思います。
その働くことの楽しさを外へアウトプットする社員が増えれば増えるほど、採用のサイクルはスパイラルとなり、採用はよりよい方向にドライブすると考えます。
まとめ
採用を強化するための銀の弾丸はありません。良い企業に良い人が集まります。良い企業となるための施策と、それを外へ発信する工夫を続けることが必要です。
働く仲間を増やすには、働く仲間が魅力的である必要があるのです。