またConnect() 2016では、「SQL Server 2016 Service Pack 1」(SP1)が発表された。SP1は2016年11月16日から公開されている。
SQL Server SP1では、これまでEnterpriseエディションでしか利用できなかったハイエンド機能のいくつかが、Standardエディションでも利用できるようになっている。どちらのエディションでも利用できるようになる機能には、インメモリOLTP、リアルタイム運用分析、保存中および転送中のデータの暗号化、「PolyBase」によるビッグデータの利用などがある。
このページの表は、SQL Server 2016 SP1時点のEnterpriseエディションとStandardエディションの機能の違いをまとめたものだ。
データ管理関連の他のニュースとして、SQL Serverの「R Services」に、新しい機械学習の機能を含む、いくつかの新機能が追加された。また同じく11月16日に、「R Server for Azure HDInsight」(別名「Hadoop on Azure」)の一般提供が開始されている。さらに、VS CodeからSQL Server(Linux版SQL Serverを含む)に接続できる拡張機能も公開された。
Microsoftは今回のConnect()のタイミングに合わせて、「Azure Data Lake Analytics」と「Azure Data Lake Store」の一般提供も開始している。Azure Data LakeはMicrosoftのクラウド上でビッグデータ分析を行うワークロードの大規模リポジトリだ。Azure Data Lake AnalyticsとData Lake Storeは、どちらも社内で使用していたビッグデータ用のストレージおよびアナリティクスサービス「Cosmos」から生まれている(アナリティクスエンジンには「Kona」、ストレージエンジンには「Cabo」というコードネームが与えられていた)。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。