バンダイナムコグループはパフォーマンスマネジメントSaaS「SilkRoad Performance」を2016年8月から稼働させている。提供するタレンタが1月12日に発表した。
SilkRoad Performanceは、米SilkRoad Technologyが提供し、タレンタが日本で販売する。戦略人事の実践や人材育成の強化、業務効率化などを目的に目標管理や業績評価、360度サーベイ、育成計画、後継者の計画や管理などで利用できる。バンダイナムコグループは360度フィードバックサーベイを実施した。360度サーベイ用途では、クレディセゾン、ジェイアイエヌ、フコクなどでの利用実績があると説明する。
バンダイナムコの360度フィードバックサーベイは、幹部層の行動変革のきっかけと組織力の強化が目的。周囲からのフィードバックによる本人の日常のマネジメント行動を見直して行動変革へのきっかけとし、組織の中で求められる行動を本人が自覚するだけでなく、上司や部下とも共有し、組織力の強化につなげる。今年度は設問数18問、戦略策定・戦略実行やマネジメント、模範行動の実践の3カテゴリで実施した。
バンダイナムコグループは360度フィードバックサーベイを国内主要6社の約3500人を対象に実施した。2週間で終了した。サーベイ終了後は、ストレスチェックデータや残業データも加味した分析も行われた。2017年1月から海外現地法人での稼働を開始している。
SilkRoad Performanceの活用では、現場トレーニングの必要なく実施ができた。社員が迷わず直感的に操作可能とするための細やかな要件に対応したため、結果的に人事部門への問い合わせもほとんど発生しなかった。全14カ国語に対応するため、海外現地法人での稼働も簡単な設定の追加で即時に実施できたとしている。
サーベイ結果とストレスチェックデータや残業データを加味した分析レポートの作成、海外現地法人展開での現地人事担当者との英語での直接サポート、新任幹部向けフィードバック研修のコーディネートなどは、タレンタがワンストップのトータルサポートを提供している。
バンダイナムコグループは、SilkRoad Performanceを活用した360度バリューサーベイを継続していく予定で、海外現地法人への適用範囲も拡大していく。幹部層の行動変革のきっかけと組織力の強化に加え、長時間労働の抑制などの「働き方改革」のきっかけとすることも目指していく。