米インディアナ州、フィッシャーズ市にIoTラボを建設へ - (page 2)

Alison DeNisco (TechRepublic) 翻訳校正: 村上雅章 野崎裕子

2017-03-01 08:30

 Indiana IoT Lab-Fishersはインディアナ州の知事であるEric Holcomb氏の「Next Level Legislative Agenda」(次のレベルを目指すための立法上のアジェンダ)からのサポートも受けている。このアジェンダは、今後10年間にわたる10億ドルの投資によって、インディアナ州を世界的なテクノロジおよび起業の中心地とすることを目指すものだ。

 Fadness氏は米TechRepublicに対して「IoTによって次世代の経済が決定付けられる」と述べたうえで、「IoTは米国全土においてトップクラスの地位にある多くの業界を脅かしている。米国中西部でわれわれがイノベーションを推進しなければ、農業や製造業、運輸業といった業界が危機にさらされる。積極的にイノベーションを追求しない限り、置いてけぼりをくらうことになる」と語っている。

 米国中西部において繁栄しているIT新興企業の数に目を向ければ、シリコンバレー以外でもイノベーションが盛んであると分かるはずだ。そして、海岸沿いの都市から離れた場所で起業するメリットは、生活費や現地のサポートなどいくつも存在している。米国中西部におけるイノベーションや新たなテクノロジは、米TechRepublicのHope Reese記者が記事にしているように、景気後退後の現地における経済復興の鍵となっている。

 この新しいIoTラボは2017年夏にオープンする予定だ。

まとめ

  1. インディアナ州の政治家や、テクノロジ分野のリーダーたちは2月21日、Indiana IoT Lab-Fishersの建設を発表した。この施設は、企業がIoTプロジェクトにおける研究やイノベーション、コラボレーションを追求する場となる。
  2. 企業は年会費を支払えば同施設に加わり、居を構えることができる。また、非会員企業として同施設を訪れ、IoTに関する疑問の解決を目指すこともできる。
  3. Indiana IoT Lab-Fishersは2017年夏にオープンする予定だ。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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