日立公共システムは3月24日、自治体ウェブサイトの構築運営を統合支援する「4UwebWebユニバーサルデザインソリューション」のラインアップに、バーチャルビュー編集機能「スマートパノラマ」を追加し、販売開始すると発表した。2019年度までに60団体の導入を目指す。
この機能は、デジタルハリウッドの「Smart Panorama」を活用しており、専門知識がない利用者でも、テキストや写真、図面、動画の情報を集約したバーチャルビューをシンプルな操作で制作できる。自分で撮影した写真を使用して、簡単に360度のバーチャルビューを制作、調整でき、Googleストリートビューで撮影した画像素材も利用可能だ。

スマートパノラマで制作したバーチャルビューの表示例(出所:日立公共システム)
近年全国の自治体が強化しているインバウンド誘致などに有効とし、ウェブアクセシビリティ、シティプロモーション、災害発生時の情報発信などに役立つとしている。また、障害者や高齢者、ベビーカー利用者に対する効果的なバリアフリー情報を分かりやすく提供できるとしている。
作成されたバーチャルビューは、スマートフォンの画面サイズでも、画面遷移やスクロール不要で閲覧でき、出入口、内観、外観、別フロアなど、単一画面に複数エリアのバーチャルビューを集約できる。なお、同機能は単体でも導入でき、定額制の月額料金で利用できる。販売価格は個別見積もり。