DRを自動化するオーケストレータを2017年Q3に提供
DR(災害時復旧)における実際の復旧作業を自動化するためのオーケストレータソフトウェアも、2017年第3四半期(7~9月)に出荷する。
Veeam Backup & Replicationなど、Veeam Softwareのソフト環境が前提となる。これらのソフトは、外部の運用管理ソフトからAPIを呼び出すことによって操作できるようになっている。
オーケストレータソフトは、プリプロセスやポストプロセスを含め、Veeam Softwareのソフトの処理を自動で実行する。仮想サーバを立ち上げてサーバを復旧するといったDRの処理を自動化できる。
顧客満足度の高さをアピール
スイスのVeeam SoftwareでAsis & Japan担当Vice Presidentを務めるEffendy Ibrahim氏
Veeam Softwareの設立は2006年。設立当初は中堅中小企業を主なターゲットとしてきたが、現在では大企業のユーザーも増え、Fortune 500企業の73%が使っているという。2016年の売上実績は6億700万ドルで、グローバル180カ国で23万社が使っている。
日本を含むアジア圏のユーザー数は6000社で、2016年の売り上げは前年比で64%の伸び。日本の伸びは80%程度で、日本法人は設立時の6人から現在では12人に増えた。販売代理店は、クライム、デジタルテクノロジ、ネットワールドの3社で、国内事例の1社にトレンドマイクロがある。
Veeam SoftwareでAsis & Japan担当Vice Presidentを務めるEffendy Ibrahim氏は、同社ソフトの顧客満足度の高さを指摘する。「他社に製品を勧めるかを聞いたアンケート結果の数値であるNPS(Net Promoter Score)の値が+61と高い」(Ibrahim氏)