今週の明言

HPE社長が語る「働き方改革の真髄」

松岡功 2017年04月21日 12時00分

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

 本連載「松岡功の『今週の明言』」では毎週、ICT業界のキーパーソンたちが記者会見やイベントなどで明言した言葉をいくつか取り上げ、その意味や背景などを解説している。

 今回は、日本ヒューレット・パッカードの吉田仁志 代表取締役社長執行役員と、シスコシステムズのErwin Matti 執行役員の発言を紹介する。

「働き方改革には企業文化の変革が求められる」
(日本ヒューレット・パッカード 吉田仁志 代表取締役社長執行役員)


日本ヒューレット・パッカードの吉田仁志 代表取締役社長執行役員

 日本ヒューレット・パッカード(HPE)が先頃、「働き方改革を牽引する次世代ミーティングルーム」と銘打ったショーケース「HPE Intelligent Spaces - Workplace」(通称:Cube)を、本社がある東京・大島オフィス内に開設したと発表した。吉田氏の冒頭の発言はその発表会見で、働き方改革についてのHPEの考え方を述べたものである。

 Cubeは、無線LANソリューション「HPE Aruba」やMicrosoft Office 365などを駆使し、ミーティングルームとしての利便性や生産性向上を追求した設備である。IoT(Internet of Things)技術も活用し、例えば、部屋自体がミーティングに参加するメンバーを把握していて、それぞれが着席した際に必要なツールを自動的に立ち上げてくれたり、ミーティングの進行を補佐してくれたりする。


日本ヒューレット・パッカードが開設した「HPE Intelligent Spaces - Workplace」(通称:Cube)

 HPEがなぜ、こうしたショールームを開設したのか。そこには働き方改革に対する同社ならではの考え方がある。それは、これからは「会社で仕事をする」時代から「会社を社員に届ける」時代に変わっていく、という考え方だ。

 吉田氏はこの意味について、「働き方改革における論議の中でワークライフバランスが重要だとよく言われるが、私たちはワークとライフのバランスをとるより、インテグレーションすることが大事だと考えている。このワークライフインテグレーションは在宅勤務だけでなく、会社でも効率よく仕事ができることを重視している。その際、会社が取り組むべきなのは、社員が会社で働きたくなるような環境を整えることだ」と説明した。

 つまり、HPEが今回開設したCubeは、社員が会社で働きたくなるような環境を具現化したものといえる。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

関連ホワイトペーパー

SpecialPR

連載

CIO
研究現場から見たAI
ITは「ひみつ道具」の夢を見る
内製化とユーザー体験の関係
米ZDNet編集長Larryの独り言
今週の明言
「プロジェクトマネジメント」の解き方
田中克己「2020年のIT企業」
松岡功「一言もの申す」
林 雅之「デジタル未来からの手紙」
谷川耕一「エンプラITならこれは知っとけ」
Fintechの正体
内山悟志「IT部門はどこに向かうのか」
情報通信技術の新しい使い方
三国大洋のスクラップブック
大河原克行のエンプラ徒然
コミュニケーション
情報系システム最適化
モバイル
通信のゆくえを追う
セキュリティ
サイバーセキュリティ未来考
セキュリティの論点
ネットワークセキュリティ
スペシャル
Gartner Symposium
企業決算
ソフトウェア開発パラダイムの進化
座談会@ZDNet
Dr.津田のクラウドトップガン対談
CSIRT座談会--バンダイナムコや大成建設、DeNAに聞く
創造的破壊を--次世代SIer座談会
「SD-WAN」の現在
展望2017
IBM World of Watson
de:code
Sapphire Now
VMworld
Microsoft WPC
HPE Discover
Oracle OpenWorld
Dell EMC World
AWS re:Invent
PTC LiveWorx
古賀政純「Dockerがもたらすビジネス変革」
さとうなおきの「週刊Azureなう」
誰もが開発者になる時代 ~業務システム開発の現場を行く~
中国ビジネス四方山話
より賢く活用するためのOSS最新動向
「Windows 10」法人導入の手引き
Windows Server 2003サポート終了へ秒読み
米株式動向
実践ビッグデータ
日本株展望
ベトナムでビジネス
アジアのIT
10の事情
エンタープライズトレンド
クラウドと仮想化