各ステージでテストを実行し、正確な結果をテスト結果に関心を持つ開発者に迅速に届け、失敗したテストケースをコーディングした開発者にフィードバックします。最初の4ステージの間は、開発者が追加した新機能に対するフィードバックを与えます。CIステージでは、これらは全組織に対するリグレッションテストとして機能します。
一方、現在実装されているような(複雑なテストハーネスによりシステムをエンドツーエンドでテストするために実行されるスクリプト)システムテストの自動化は、CIエンジニア、マネージャのお気に入りにはまだなっていません。
システムテストを作成するにもコードを開発するにも費用がかかり、実行時間も長く(実行時間が10~15分というのも珍しくありません)、テストハーネスが複雑であるため、強力なマシンが必要になり、しばしば達成が困難なシステム全体の特定状態の設定が必要になるため、結果が不正確になる可能性があります。システムテストの自動実行と連続再実行は、多くの場合コスト効率がよいとはみなされません。
CIでシステムテストを行う代わりに、スケジュールされたリリース前だけにたまに行われるのが典型的です。
当面の間、最近のソフトウェア開発業界での品質保証は、常時リグレッションを防止するため、ユニットテストとインテグレーションテストを実行するCIツールが主に利用されています。このテストは主にコード開発者により作成されます。システムテストは専門のテスターにより作成され、CIプロセスの外部でユニットテスト、インテグレーションテストより少ない頻度、一般的にはリリース前に実行されます。