Salesforceがチャネル販売を支援する新たなツールを「Sales Cloud」に追加した。
同社は「Sales Cloud Partner Relationship Management(PRM)」アプリを発表した。パートナーやディストリビューター、リセラーの販売実績をより効果的に管理および追跡することが狙いだ。これまで、顧客は多くの場合、Salesforceプラットフォーム上でパートナーのアプリや体験を拡張する必要があった。
Salesforceのプロダクトマーケティング担当シニアディレクターを務めるGreg Gsell氏によると、同社はCRMから学習したことを、ターンキー(すぐに使える状態の)アプリにまとめたという。
SalesforceのPRMアプリは数回のクリックでパートナーコミュニティーおよびポータルを構築し、チャネルと直販を統合する機能を顧客に提供する。
今回のSales Cloud Partner Relationship Managementの発表は、「Einstein High Velocity Sales Cloud」機能のローンチに続くものだ。
Sales Cloud PRMには、以下の機能が含まれる。
- チャネルマネージャーがアプリを設定およびデプロイするためのセットアップウィザード「New Guided Setup Wizard」。
- コンテンツやグラフィックス、動画のコンテンツ管理システム「Lightning CMS Connect」。
- 「Einstein」AIを使用するコンテンツレコメンデーションエンジン「Einstein Content Recommendations」。
- 電子メールによるキャンペーンの作成や追跡、分析からカスタマージャーニーを作り出すなど、チャネルマーケティングを支援する「Channel Marketing Automation」。
Sales Cloud PRMは米国で一般向けに提供が開始されており、メンバー1人につき月額25ドルで利用できる。「New Guided Setup Wizard」「Einstein Content Recommendations」「Channel Marketing Automation」は、2017年後半に提供予定。「Lightning CMS Connect」は6月にベータ版が提供される。
以下は、Sales Cloud PRMのスクリーンショットだ。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。