「Windows 10」最新テストビルドへのスキップオプションが受付終了

Liam Tung (Special to ZDNET.com) 翻訳校正: 編集部

2017-08-08 14:12

 Microsoftは「Windows Insider」の「Fastリング」ユーザーが最新の「Windows 10」ビルドに早期にアクセスできる「Skip Ahead」オプションについて、新しいメンバーの登録を停止した。


提供:Tero Alhonen/Twitter/Microsoft

 Skip Aheadオプションは、Microsoftが2018年に予定しているアップデート「Redstone 4」へのアクセスを提供するものだ。Redstone 4は、2017年9月にリリース予定の「Windows 10 Fall Creators Update」(開発コード「Redstone 3」)に続くWindows 10のメジャーアップデートとなる。

 その名称どおり、Skip Aheadを選択したFastリングユーザーは、Fall Creators Updateを飛ばして、組み込みのWindowsアプリへのアップデートを受けながら、次期メジャーアップデートにアクセスできる。Fall Creators Updateリリースは、おそらく今後、一般リリース前に新機能が加わることはないと言われている。

 だがMicrosoftは先週、Redstone 4の最新のアップデートをSkip Aheadのユーザーに提供しなかった。

 Skip Aheadは現在も存在するが、MSPoweruserが指摘しているように、新規の登録は終了している。

 Windows Insider Programでは、「Skip Aheadは現在閉鎖している。もしSkip Aheadオプションを今後も選択したいのなら、Windows Insider Program設定を戻す必要がある」と表示される。

 Microsoftは、Fall Creators Update公開計画の一部として、Skip Aheadを導入した。

 同社が先に説明しているように、MicrosoftはFall Creators Updateを「フォーク」して、それまで「RS_PRERELEASE」だった「RS3_RELEASE」ブランチを作成した。

 Skip Aheadを選択したユーザーは安定性が低いRS_PRERELEASEからアップデートを受け取ることになるが、RS3_RELEASEブランチは今後安定性が強化され、最終的には公式リリースとなる。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. セキュリティ

    「デジタル・フォレンジック」から始まるセキュリティ災禍論--活用したいIT業界の防災マニュアル

  2. 運用管理

    「無線LANがつながらない」という問い合わせにAIで対応、トラブル解決の切り札とは

  3. 運用管理

    Oracle DatabaseのAzure移行時におけるポイント、移行前に確認しておきたい障害対策

  4. 運用管理

    Google Chrome ブラウザ がセキュリティを強化、ゼロトラスト移行で高まるブラウザの重要性

  5. ビジネスアプリケーション

    技術進化でさらに発展するデータサイエンス/アナリティクス、最新の6大トレンドを解説

ZDNET Japan クイックポール

自社にとって最大のセキュリティ脅威は何ですか

NEWSLETTERS

エンタープライズ・コンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]