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海外コメンタリー

クラウド最大の魅力は「業務の連続性」にあり--2社の調査結果

Joe McKendrick (Special to ZDNet.com) 翻訳校正: 村上雅章 野崎裕子

2017-08-30 07:00

 数十年前、筆者はあるIT災害復旧センターを見学する機会があった。このセンターは、第二次世界大戦時代の戦車工場を改装したものであり、仮眠室やキッチンといった施設を備えており、企業の業務をテープから2日がかりでオンラインに戻す際に必要となりそうなあらゆるシステムももちろん備えていた。

 今やクラウドのおかげで、すべての復旧工程にかかる時間は劇的に短縮される。しかも、簡易ベッドやテープは必要ない。


提供:Joe McKendrick

 クラウドコンピューティングが企業幹部やITプロフェッショナルといった人たちにもたらす利点はさまざまだが、災害や障害に対する大きな保険だという点はすべてに勝るものとなっている。

 これは、エンタープライズ分野でまもなく10年目を迎えようとしているクラウドがもたらす価値についての最近の2つの調査から導き出された結論だ。Commvaultが100人のIT幹部を対象に最近実施した調査では、クラウド採用の目的として最も多かったのがデータの保護(75%)だった。その次に多かったのはストレージプラットフォームとしての利用(73%)だった。

 誤解の無いように言っておくと、IT幹部らは業務リーダーたちがIT運用の懸念以外の部分でもクラウドの利点を見出していることを認識している。調査レポートには、業務面における最大の原動力として、業務のアジリティを通じた顧客へのフォーカスが挙げられており、その次にコスト削減、そしてより優れたイノベーションや製品イノベーションを調達する能力が挙げられている。

 しかしクラウドは、業務の連続性やバックアップを実現する手段に加えて、テープストレージを置き換えるメディアとして、またレガシーアプリやレガシーインフラから脱却する手段としても有用なのだ。そしてITマネージャーらは、IT要員の役割を保守担当からより革新的なものへと変えるための手段としてもクラウドを捉えている。

 Druvaが443人のITプロフェッショナルを対象に実施した調査でも、クラウドに向かう原動力が障害からの回復という観点にあるという指摘がなされている。障害回復とワークロードのモビリティ、アーカイブの自動化はいずれも、クラウドの採用に向けた強力な推進力であり、多くの企業はコストを節約しながら自社インフラの簡素化に向けてITイニシアチブを展開していく方法に目を向けている。なおDruvaの調査は、VMwareユーザーを対象に実施されたものだ。

 Druvaの調査によると、仮想インフラのデータ保護がクラウド採用の鍵となっている事実が示されており、82%の回答者がクラウドに向かう重要な理由として障害復旧を挙げている。

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