広島銀行と富士通は9月5日、ソフトウェアのロボットによる業務自動化(RPA)の実証実験を開始した。RPAの全行適用を視野に入れ、2018年1月まで実施するという。
実証実験では、まずPRAの適用効果が期待できる行内業務を選定し、Kofax JapanのRPAパッケージソフトウェア「Kapow10」をベースにしたソフトウェアロボットを開発する。さらに候補業務における適用効果を測定し、その結果から類似業務にも適用していくためのパターン化や経費面での効果算出を行い、全行展開計画を取りまとめることにしている。
富士通は、少子高齢化やワークライフバランス化に伴う労働時間削減を目的に、人間の業務をソフトウェアロボットで補完、代替する企業の需要が高まっていると説明。広島銀行は、RPAの全面導入で抜本的な業務効率化を図ることにしている。
広島銀行におけるRPA全行導入に向けた実験の概要(出典:富士通)